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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2015年11月30日月曜日

【TechBlog #Cloud-vCloudAir-13】 vCloud Air Ondemand 仮想マシン スクラッチデプロイ ~その4 ISOファイルをOVF Toolsを使ってvCloudAirへアップロードしてみた~


技術ブログ:No.013

どもです。


前回は、EdgeGWにDHCPを設定してOSがインストールされていない
仮想マシンを起動してみました。

今回は、OSを仮想マシンにインストールするISOファイルをOVF Toolsを使って
vCloud Airへアップロードしてみます。

やり方は下記VMwareのKBを参考にします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・VMware KB

OVFツールを使用してvCloud Air上にテンプレート・メディアファイルを
アップロード・ダウンロードする (2138530)
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2138530

OVF ツールを使って vCloud Air 上に OVF/ISO をアップロードする方法 (2137829)
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2137829

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

OVF?OVF Tools?

一体、どんなものなんでしょう?

Google先生に聞いてみたらSlideShareにとてもわかりやすい資料がアップされてました。
興味ある方は、下記URLよりSlideShareを見てください。

OVF, OVA, ovftool
http://www.slideshare.net/tshiroyama/ovf

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では、やってみましょう。


今回、インストールするOSは、CentOS-7とします。
利用するイメージは、容量が軽いので下記を利用します。

<アップロードするISOファイル>
CentOS-7-x86_64-Minimal-1511.iso 603 MB


OVF toolsのインストールは、先ほど紹介したVMwareのKB(2138530)に
わかりやすい記載があるので割愛します。

ovftool - - helpコマンドを実行して作業用端末からovftoolが動くことを確認します。






下記コマンドをアップロードしたい環境に合わせて情報を集めていきます。


ovftool --sourceType="ISO" "<Source-Path>" "vcloud://<vCloud Air Login>@<Hostname>?vdc=<vdc>&org=<org>&media=<media>&catalog=<catalog>"


はい、、、

このKB (2138530)は、丁寧に作られていてとてもわかりやすい!!

このKBを見れば誰でも出来そうなのでこれ以降は簡単に、、、。(手抜きではないですよ、、、)

実行する前にvCloud Air上のカタログを確認してみましょう。
アップロード先のカタログは、予め作成したVDC1を利用します。
デフォルトではdefault-catalogが存在するはずです。




vAppテンプレートタブから確認。何も登録していないので何もありません。




メディアとその他タブを確認。こちらも何も登録していないので何も表示されません。





KB(2138530)を基にコマンドを作成して、、、

はい。では、準備できたので、実行してみましょう。
ついでなので、時間も計ってみましょう。ぽちっとな。
パスワードを聞かれるので、パスワードを入力してEnter、、、
始まったようです。


1経過、、、




4分経過、、、




vCloud Airのカタログではどうなってるか確認してみると、、、
インポートされていますね。





終わりました!5分ちょっとですね。




vCloud Airのカタログも確認してみます。
ステータスが準備完了になっています。




参考までにアップロードした環境のネットワークスループットも確認してみましょう。
ちなみに作業した時のインターネット接続構成は、光回線 ⇔ Wifiルータ ⇔ 作業端末です。




はい。CentOSのISOファイルをアップロードできました。
コマンド操作でも簡単にアップロードできますね。

次回は、OSのインストールされていない仮想マシンに今回アップロードした
ISOファイルを用いてCentOSインストールしてみたいと思います。

今回はこの辺で。

ではでは。

2015年11月25日水曜日

【TechBlog #Cloud-vCloudAir-12】 vCloud Air Ondemand 仮想マシン スクラッチデプロイ ~その3 EdgeGWにDHCPを設定してOSがインストールされていない仮想マシンを起動してみた~



技術ブログ:No.012

どもです。


前回は、EdgeGWにDHCPサーバが無い状態でOSをインストールしていない
仮想マシンを起動し、vCloud Directorのコンソール画面より状況を確認しました。

今回は、EdgeGWにDHCPサーバを設定した後にOSをインストールしていない
仮想マシンを起動し、vCloud Directorのコンソール画面より状況を確認します。


vCloud Director UIより”管理”タブ → ”VDC1”を開きます。




vCloud Director UIより”Edgeゲートウェイ”タブをクリックします。




”gateway”を右クリックし、”Edgeゲートウェイサービス”をクリックします。




”gateway”を右クリックし、”Edgeゲートウェイサービス”をクリックします。




DHCPプールに割り当てる設定値を入力します。
今回はデフォルトでVDC1に存在する”default-routed-netowork”でDHCPサーバを有効にします。
default-routed-netoworkは192.168.109.0/24が割り当てられていますので、
IPの範囲は192.168.109.224-192.168.109.247とします。
デフォルトリース、最長のリース時間はデフォルトのままで設定します。
設定値を入力後、”OK”をクリックします。




設定値を確認し”OK”をクリックします。




エラーが返されました。なんででしょうか?
設定したIP範囲に問題があるようです。
”キャンセル”をクリックして一度設定画面から抜けます。




まず、default-routed-networkの設定を確認してみます。
”組織VDCネットワーク”タブをクリックし、default-routed-networkを右クリックし
プロパティを開きます。




”ネットワークの仕様”タブをクリックするとdefault-routed-networkの固定IPプールに
割り当てられている範囲が192.168.109.2-192.168.109.253になっています。
これでは、先ほど設定しようとしていたDHCPのIP範囲と重複してしまいますね。
だから、エラーが表示されたんですね。




default-routed-networkの固定IPプールの設定値を変更します。
今回は、192.168.109.2-192.168.109.127までに変更します。
設定値の行を選択して、192.168.109.2-192.168.109.127と変更したら”変更”をクリックします。




変更されました。”OK”をクリックしてdefault-routed-networkの設定を更新して反映させます。
”OK”をクリックします。




default-routed-networkの設定が更新されています。
更新に時間がかかっているように感じられる場合は、画面右側にある青い渦巻きマークを
クリックするとすぐに結果が画面に反映されることもあります。




default-routed-networkの設定が更新されました。




再度DHCPの設定を行います。
先ほどと同じ手順でEdgeGWもDHCPタブを表示します。
”DHCPを有効化”のチェックボックスを有効にし”追加”をクリックします。




DHCPプールに割り当てる設定値を再入力します。
再度、IPの範囲は192.168.109.224-192.168.109.247として
設定値を入力後、”OK”をクリックします。




設定値を確認し”OK”をクリックします。




EdgeGWの設定が更新されています。今回はどうでしょうか。。。




無事、更新が完了しました。
OSがインストールされていない仮想マシンを再度起動してみましょう。




起動ボタンをぽちっとな、、、




起動中、、、




DHCP取得中




No boot filename received、Operating System not found 、と表示されましたね。
ネットワークブートをやろうと思えばできそうですね。




今回はこの辺で。
次回は、OSインストールようのISOファイルをアップデートしたいと思います。

ではでは。

2015年11月24日火曜日

【TechBlog #Cloud-vCloudAir-11】 vCloud Air Ondemand 仮想マシン スクラッチデプロイ ~その2 OSがインストールされていない仮想マシンを起動してみた~



技術ブログ:No.011

どもです。


前回は、OSがインストールされていない仮想マシンをVDC1へ作成しました。
今回は、前回作成した仮想マシンの電源をONにしてみます。

vCloud AirvCloud Airポータルより”VDC1”をクリックすると、前回作成した
仮想マシンが表示されました。VDC1を右クリックし、vCloud Director UIを起動します。




vCloud Director UIより仮想マシンをパワーオンします。




起動中、、、




起動しました。コンソールを開いて確認してみます。




DHCPを取得しようとしています。DHCPを取得できたらネットワークブートができるのでしょうか。
次回、EdgeGWにDHCP(サーバ)を設定してDHCP取得した時の動作を確認してみましょう。





DHCPの取得に失敗すると”Operating System not found”と表示されました。
オンプレミスでvSphere上に仮想マシンを作成する時のOSインストール前と同じですね。





はい。今回はこの辺で。
次回は、EdgeGWにDHCP(サーバ)を設定してDHCP取得した時の動作を確認してみます。

ではでは。

2015年11月23日月曜日

【TechBlog #Cloud-vCloudAir-10】 vCloud Air Ondemand 仮想マシン スクラッチデプロイ ~その1 OSがインストールされていない仮想マシンの作成~

技術ブログ:No.010


どもです。



前回は、手元の作業用PC端末からvCloudAir上に作成した仮想マシン、

Windows 2008R2 Standardへインターネット経由でのリモートデスクトップ接続をしてみました。

今回からしばらくの間、インターネット上で、vCloud Air入門の記事を発見しましたので、

その記事に記載されている内容を実際にやってみたいと思います。

vCloud Air入門

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1412/22/news004.htm


今回は、下記記事を参考に仮想マシンをカタログからではなく、

スクラッチから作成してみたいと思います。

vCloud Air上の仮想マシン環境構築の手順――手元のライセンスを活用する (1/2)

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1504/13/news006.html


スクラッチ?そもそもスクラッチって何でしょうか?

Google先生に聞いてみました。

IT業界で使われる「スクラッチ」の意味とは、「ゼロからシステムを開発すること」。


→今回の意味としては、、、

OSがインストールされていない仮想マシンを作成してISOなどのメディアから
仮想マシンを作成、、、ってことですね。

はい。では、OSのインストールされていない仮想マシンを作成してみます。

前回と同じく、仮想マシン作成画面から”マイ仮想マシンを最初から作成”をクリック。





新しいウィンドウが表示されました。





このウィンドウなんでしょう?
調べてみたら、、、vCloud AirにはUIが2種類あるそうな。
今までのこのブログで操作してきた”VMware vCloud Air ポータル”と
”VMware vCloud Director ポータル”の2種類。
下記、画面のように”vCloud Director”というリンクがアクセスリンクのようです。






またGoogle先生に聞いてみたら、VMwareの下記サイトを教えてくれました。
ありがとう、Google先生!


vCloud Air と vCloud Director との切り替え

http://vcloud.vmware.com/jp/using-vcloud-air/tutorials/navigating-user-interface-relationship-and-catalogs
せっかくなので、あれこれ見てみますかね。
”+”印のアイコンの列にあるアイコンの上にマウスのカーソルを合わせてみると
日本語でいろいろ表示してくれます。
”+”印のアイコンは”カタログからvAppを追加”できるそうな。

vApp?

vAppってなに?

後でまたGoogle先生に聞いてみたいと思います。






”+”印の右隣りのアイコンは”OVFからvAppを追加”できるそうな。

OVFってなんでしょう?
これもあとでGoogle先生に聞いてみますかね。。。





その隣は、”新規でvAppを追加”
すいません。白々しいですが、もうすでに検証であれこれ触っているので、
私は答えを知っている。。。ふっふっふ、、、、

え、知ってた?

あ、そうですか。。。

はい。スクラッチから仮想マシンを作成するにはこれを選択します。






この画面でも色々と設定できそうですねぇ。
今回は見るだけにしますが。。。。




”ランタイムリース”で払いだす仮想マシンの”稼働時間”の制限を設定できるようですね。
これを使えば、動きっぱなしで使ってないのに課金されっぱなし、、、、
なんてことを抑えられそうです。








”ストレージリース”で払いだす仮想マシンの”使える期間”を設定できるようですね。
これを使えば、使ってないのに課金されっぱなし、、、、
なんてことを抑えられそうです。

今回は、”ランタイムリース”も”ストレージリース”も特に制限を持たせず、
”無期限”で設定します。”次へ”をクリックします。

”ランタイムリース”、”ストレージリース”については、
後々このブログでネタにしようと思います。







”新規仮想マシン...”をクリックします。





”新規仮想マシン”なる画面が表示されました。
色々細かく仮想マシンを設定できそうですねぇ。
”オペレーティングシステムファミリ”は”Microsoft Windows”、”Linux”、”Other”から
選べるようです。”オペレーティングシステムを”Microsoft Windows”を選択し、
何が選べるのか見てみましょうかね。







MS-DOSまで動くらしいですなw
MS-DOS、、、
知っている人、どのくらいいるんでしょ。。。
MS-DOSのFDやらWindowsWindows98とかで動くゲームとか取っておけばよかった。。。
どなたか未だ持っている方!
メディアのご提供、よろしくお願いします。。。m( _ _ )m
続いて、Linuxを見てみましょう。こんな感じ。。。







Otherはこんな感じ。。。









Other(64bit)なんてある、、、。
ってことは、vSphere動くのかしら、、、?

はい、動きます。(白々しい)

Nested ESXi on vCloud Air
https://blogs.vmware.com/vcloud/2015/04/nested-esxi-vcloud-air.html

ただし、vCloud Airの基盤側でプロミスキャスモードが無効のため?、
利用上の制限はあるようです。。。

でも、リソース気にせずvSphere環境が手に入るのは、ほんと便利ですよ!(体験談)

CPUやらメモリもあれこれ細かく設定できるようです。
仮想CPUの数、ソケットあたりのコア数も決められます。
Dual Core、Quad Coreで欲しいCPUでの仮想マシン、、、なんてのも思うように作れるようです。
物理的に買ったらいくらかかるのか、、、なんてのも、
”時間いくら”なパブリッククラウドなら簡単に手に入れることができちゃいます。
初期コストが要らない。。。。

あ、こんな検証したいけど、リソース無くてできないなー。。。
なーんてこともパブリッククラウドなら、やる気があればすぐにできちゃう。
置く場所も要らないし。持っている機材が陳腐化することもない。

ほーんと、パブリッククラウドっていいねっ!
と、最近思います。はい。












とりあえず、今回はこんなリソース↓でデプロイしてみます。
”OK”をクリックします。





”次へ”をクリックします。





”仮想マシン”名と”ストレージポリシー”を設定できるようです。
”ストレージポリシー”でストレージを”Standard”か”SSD”か選べるんですね。
今回はSSDである必要はないので、”Standard”にします。





次はネットワークの設定です。
ネットワークアダプタタイプを表示”のチェックボックスがありますね。選択してみます。






ネットワークアダプタをvSphereのように色々と選べるようです。
デフォルトでは”E1000”ですが、今回は”VMXNET3”を選択してみます。
(特に意味はありませんが、、、)
ネットワークが”なし”になっているので、クリックしてみます。





デフォルトで設置されている”default network”のみが選択できるようです。
任意で設定しているネットワークがあれば、それも選択できそうですねぇ。

え、知ってるだろ?

はい。知っています。できます。
1仮想マシンあたり10個までNIC設定できますけど、何か、、、?





IP割り当ては”固定IPプール”、”固定予約”、”DHCP”から選べます。
”固定IPプール”は、予め作成したネットワークに固定IP割り当てする
レンジを設定し、そのIPレンジから仮想マシンへ固定IPを自動で割り当てる方法、
”固定予約”は、単純に仮想マシンへネットワーク設定を手動で割り当てる方法、
”DHCP”はvCloud Airに存在するDHCPサーバからIPを割り当ててもらう方法です。
今回は、”固定IPプール”でデプロイします。







確認画面が表示されます。
”vAppのフェンス”という機能もあるようです。
試しにチェックボックスをOnにしてみます。





NAT、ファイアウォールのチェックボックスが表示されました。
どんな動きをするか、、、
答えはvCloud Directorを使ったことがある人であれば、
それを想像してください。。。後々、このブログでネタにしてみます。





再度”vAppのフェンス”のチェックボックスをOffにして、”次へ”をクリックします。





最終確認の画面が表示されます。
”次へ”をクリックします。






作成が開始されました。



作成完了。





”VMware vCloud Air ポータル”で確認したらこんな感じ。





仮想マシンが”停止”の状態です。
この状態で起動したらどうなるのでしょうか?

気になりますよね?

そうですよね?

気にしてください!


はい、長くなったので、それは次回。

では。