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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2015年11月17日火曜日

【TechBlog #Cloud-vCloudAir-07】 vCloud Air Ondemand、仮想データセンタを作ってみました。


技術ブログ:No.007


どもです。

前回は、スマートフォンから操作してみました。
Webポータル画面から仮想マシンの電源操作やコンソールから
仮想マシンの状態確認ができることを確認しました。

今回は、日本のロケーション(正確には、リージョンと言うようです。)に仮想マシンを
新たに作成して、その仮想マシンをインターネットへ接続するところまでやってみようと思います。


と、いうシナリオで前回のブログ投稿時点では考えていたんですが、
検証実施後、仮想データセンタ(Virtual DataCentet = VDC)ごと削除してしまったので、
VDCの作成、削除について書きます。


え、、、。なぜ、VDCごと削除したか?って、、、


いい質問ですねぇ。


その環境が不要であれば、VDCごと削除することで仮想マシンからネットワーク設定から
すべて削除してくれるんです。これ、とても便利です。

新しい検証環境が必要な場合って、今までの設定があるとその設定が
邪魔になることもありますよね。設定が簡単に消せないと設定1つずつを
確認しながら修正、削除しなければなりませんよね。

vCloud Airであれば、荒っぽいですが、VDCごと削除することで
簡単に削除できちゃいます。使ってみたら、これは便利。

偉そうに長々と語ってしまいました、、、。

はい、、、
では、VDCを作成してみます。
日本のロケーション(リージョン)を選択します。
左側にある仮想データセンターの下に”レコードがありません”と記載されています。
この状態で”最初の仮想マシンを作成します”をクリックしてみると、、、




”VDC(仮想データセンタ-)がありません。”と怒られます。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
はい、そうです。僕がここですんなりできないことに気づいたのでした、、、。
なので、急きょシナリオ変更です。(^^;




仮想データセンター(VDC)を作成します。
”仮想データセンター”の横にある”+”をクリックします。




”新規の仮想データセンター”のポップアップが表示されます。
”テンプレート”がいくつかあるようです。見てみましょうか。。。

まず、1つ目。
50個の仮想マシンが作れるようです。
CPU130Ghz、メモリ160G。ストレージは、スタンダードとSSDが2TBずつ、合計4TBまで利用可。

単純計算で1仮想マシン辺り、、、
CPU2.6Ghz、メモリ3.2GB、ストレージはスタンダードとSSDをそれぞれ40GBずつ利用可能。

1仮想マシン辺りの割り当てを見ると幅広く対応できそうですね。
WindowsのみやWindows、Linux混成環境でSSDも使い、50台の仮想マシンを
作成したいときにはこの環境がよさそうですね。




2つ目。
100個の仮想マシンが作れるようです。
CPU260Ghz、メモリ100G。ストレージは、スタンダード2TBまで利用可。

1つ目と比べて、作成できる仮想マシンの数とCPUは多くなっているけれど、
メモリとストレージの容量は減っています。

多くのメモリやストレージ容量が必要ない仮想マシンを数多く作成したい場合に
選択する仮想データセンターなんでしょうか。。。

単純計算で1仮想マシン辺り、、、
CPU2.6Ghz、メモリ1GB、ストレージ20GB

スタンダードストレージで20GBのLinuxを100台作成したいときには、
これを選択するといいかもしれませんね。




3つ目。
50個の仮想マシンが作れるようです。
CPU10Ghz、メモリ20G。ストレージは、スタンダードとSSDが2TBずつ、合計4TBまで利用可。
vCloud Airには、月額課金型のVPCというサービスもあるようですが、
そのサービスのデフォルトリソースにオプションでストレージを2TB追加した内容のようです。

最初のうちはOndemandで構築して、将来的に月額課金型へ切り替える前提であれば、
これを選択することでリソースプールがほぼほぼ同じになるので、移行時に全体的な
リソースの乖離を最小限に抑えられそうですね。




今回は、1つ目を選択して新たなVDCを作成します。
実際にどのくらい時間がかかるのかも計ってみようと思います。
タイマーをセットして、、、
”仮想データセンタ”の作成”をクリック。




VDCの作成が開始されました。
1~2分程度で作成されるようです。




1分15秒経過、、、、
まだ終わりません。




1分30秒経過、、、、
まだ終わりません。ほんとに1~2分で終わるのか?




1分57秒経過、、、、
VDCの作成が終わりました!ちゃんと2分以内。
疑ってごめんなさい、、、。




では、次にVDCを削除してみたいと思います。




削除するVDCで右クリックして”削除”をクリックします。




”仮想データセンターの削除”がポップアップします。
仮想マシン、スナップショットやゲートウェイ、ネットワーク設定を削除してよいか聞かれます。
”はい”をクリックします。




VDCからカタログを削除していないとこのように怒られます。。。




vCloud Director UIの”カタログ”タブより”組織のカタログ”を選択します。
”組織のカタログ”をすべて削除します。




再度、ポータル画面の削除するVDCを右クリックし、”削除”をクリックすると
下記ポップアップが表示されます。”はい”をクリックします。




削除が開始されました。




削除が完了しました。




リソースプールを簡単に作成、削除できるのは楽ですね。

次回は、仮想マシンを作成してネットワーク設定を実施後、インターネット接続までやってみます。

では。