今回もProxyサーバーを利用せずにPCでWebフィルタリングを設定できるか?という内容です。前回はPCのhostsファイルに対象ドメインとダミーIPアドレスを設定することで正常な名前解決をできないようにしてWebアクセスをできないようにしてみました。今回はもっと簡単にPCにインストールしているセキュリティソフトの機能を利用してWebフィルタリングを設定してみます。今回は以下の環境で確認します。
- Windows10
- ESET Internet Security
- 利用ブラウザ
- Google Chrome 69.0.3497.92
- Firefox 62.0 (64-bit)
- Microsoft Edge 41.16299.402.0
ESETのコンソールからアクセスさせたくないWebサイトのドメインを設定します。
”インターネット保護”をクリックします。
WEBアクセス保護の右側にある”ギア”のアイコンをクリックします。
”URLアドレス管理”を展開してアドレスリストの”編集”をクリックします。
”ブロックするアドレスのリスト”を選択して”編集”をクリックします。
アドレスリストにアクセスブロックしたいドメインを設定して”OK”をクリックします。
今回は代表的なSNSを中心にブロックする設定をしてみました。SNSをついつい見すぎてしまうので。。。
最後に管理者権限で”OK”をクリックします。
設定されたか試してみます。Google ChromeからFacebookへアクセスします。Facebookへのアクセスがブロックされ、下記画面が表示されます。
FirefoxからFacebookへアクセスします。同じようにアクセスがブロックされます
EdgeからFacebookへアクセスします。同じようにアクセスがブロックされます
hostsファイルを設定するよりもPCにインストールされているセキュリティソフトを利用することで簡単にWebアクセス制御を設定することができました。セキュリティソフトによっては利用するPCを集中管理できる製品もあります。Webアクセス制御だけであればこういったセキュリティソフトの利用も良いかもしれません。
余談:
- 設定後、利用する可能性がある全てのブラウザから動作チェックをした方が良い
- 利用する製品のWindows10対応バージョンを念のため確認した方が良い。
それでは。