前回はVCF構築方法のグリーンフィールドについて説明しました。
今回は前回の続きでグリーンフィールドで行うCloud BuilderでのVCF構築について解説します。
Deployment Parameter Workbookへ必要な入力が終わった後はいよいよ Cloud Builder にブラウザでアクセスします。
VCFの方を選んで進みます。
色々と事前に設定しておく状態などの情報が出てきます。チェックを入れて次に進みます。
Deployment Parameter Workbookパラメーターをダウンロードしているか聞かれるので「Next」をクリックします。
「SELECT FILE」をクリックしてDeployment Parameter Workbookをアップロードします。
Deployment Parameter Workbookとの互換性がチェックされると次に進めるようになります。
Deployment Parameter Workbookの記載内容の確認が行われ、ESXiのDNSやNTP、自己証明書といった設定がされているかどうかの確認も行われます。
エラーがあったらその部分について問題を解消して次に進みます。
SDDCの展開を行うか聞かれるので「DEPLOY SDDC」をクリックします。
処理が行われすべて完了後「FINISH」をクリックします。
「LAUNCH SDDC MANAGER」をクリックします。
SDDC Manager のログインページに飛ぶので、Deployment Parameter Workbookで設定したパスワードを使いログインします。
ログイン後の画面はこちらです。
以上で Cloud Builder でのVCF構築(マネジメントドメインの構築)は完了です。
次回は既存環境をVCFにするブラウンフィールドの方法について説明したいと思います。
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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。
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2025年6月9日月曜日
VCFの作り方『グリーンフィールド』について
前回まではVMware Cloud Foundation(VCF)とはどういう製品か、何ができるのかという点についてお話をさせていただきました。
今回からは、VCFをどうやって作っていくのかについてお話をさせていただこうと思います。
VCFの作り方には実は2種類あり、新規構築を行う『グリーンフィールド』と、既存の環境をVCFにする『ブラウンフィールド』という2つの種類です。
それぞれの違いはだいたい以下のようになっています。
それぞれの手順についてですが、長くなるので今回はグリーンフィールド方式を説明します。
グリーンフィールドのやり方ですが、大変心苦しいことに、ここでまた新しい『ブリングアップ』という単語が出てきます。
まずはブリングアップという単語があると知っておいてください。
グリーンフィールドの場合の手順です。
新規構築なので、一応機材の調達とかがあるんですがそこは終わっている想定でお話をさせてください。
1. ESXiをインストールし初期セットアップ
・管理ネットワークの設定
・NTPの設定
・自己証明書の更新
・vSANが組めるように必要に応じてローカルディスクをSSDとして認識させる
2. ブリングアップの実施
・OVAファイルから、Cloud Builder をデプロイ
・Cloud Builder へ読み込ませるパラメーターシートの記入
・Cloud Builder へパラメーターシートを読み込ませて、1.でセットアップしたESXiに SDDC Maneger、vCenter、NSX を自動構築
読者の皆様方に置かれましては、またしても『Cloud Builder』という新しい単語に気が付かれたかと思います。
こちらは、セットアップ済みのESXiを使用してVCFのマネジメントドメイン(SDDC Maneger、vCenter、NSX)を自動作成するアプライアンスマシンとなります。
このタイミングでしか使うことはなく、一度マネジメントドメインを作成した後は使わないツールとなります。
では、各手順をもう少し詳しく説明します。
ESXi の初期セットアップについては特に問題ないと思いますが、IPアドレス、DNS、ホスト名の設定にNTPの設定です。
自己証明書の更新というのは以下のコマンドで実行します。
ssh か DUCI でコマンドを実行してください。
続いてブリングアップの仕方について説明しましょう。
まずは、Cloud BuilderのOVF と Cloud Builder に読み込ませて使うパラメーターシートの Deployment Parameter Workbook を Broadcom のダウンロードサイトから入手します。
実施の前には、Cloud BuilderをどこかのESXiやWorkStationなどに展開する必要があります。
手順はこちらをご参照ください。
https://techdocs.broadcom.com/jp/ja/vmware-cis/vcf/vcf-5-2-and-earlier/5-2/vmware-cloud-foundation-architecture-and-deployment-guide-5-2/deploying-cloud-foundation--/deploy-cloud-foundation-builder-vm--.html
Cloud Builder 展開後は、自動構築させるためのパラメーター を Deployment Parameter Workbook に入力します。
中身はこんな感じで、必須な部分はセルが赤くなっています。
必要な入力が終わった後はいよいよ Cloud Builder にブラウザでアクセスします。
マネジメントドメインの作成について1例を挙げると以下のようなイメージになります。
長くなってしまったので、実際にCloud Builder で構築する際の内容は次回で説明します。
今回からは、VCFをどうやって作っていくのかについてお話をさせていただこうと思います。
VCFの作り方には実は2種類あり、新規構築を行う『グリーンフィールド』と、既存の環境をVCFにする『ブラウンフィールド』という2つの種類です。
それぞれの違いはだいたい以下のようになっています。
それぞれの手順についてですが、長くなるので今回はグリーンフィールド方式を説明します。
グリーンフィールドのやり方ですが、大変心苦しいことに、ここでまた新しい『ブリングアップ』という単語が出てきます。
まずはブリングアップという単語があると知っておいてください。
グリーンフィールドの場合の手順です。
新規構築なので、一応機材の調達とかがあるんですがそこは終わっている想定でお話をさせてください。
1. ESXiをインストールし初期セットアップ
・管理ネットワークの設定
・NTPの設定
・自己証明書の更新
・vSANが組めるように必要に応じてローカルディスクをSSDとして認識させる
2. ブリングアップの実施
・OVAファイルから、Cloud Builder をデプロイ
・Cloud Builder へ読み込ませるパラメーターシートの記入
・Cloud Builder へパラメーターシートを読み込ませて、1.でセットアップしたESXiに SDDC Maneger、vCenter、NSX を自動構築
読者の皆様方に置かれましては、またしても『Cloud Builder』という新しい単語に気が付かれたかと思います。
こちらは、セットアップ済みのESXiを使用してVCFのマネジメントドメイン(SDDC Maneger、vCenter、NSX)を自動作成するアプライアンスマシンとなります。
このタイミングでしか使うことはなく、一度マネジメントドメインを作成した後は使わないツールとなります。
では、各手順をもう少し詳しく説明します。
ESXi の初期セットアップについては特に問題ないと思いますが、IPアドレス、DNS、ホスト名の設定にNTPの設定です。
自己証明書の更新というのは以下のコマンドで実行します。
ssh か DUCI でコマンドを実行してください。
/sbin/generate-certificatesこのコマンド実行後は、各サービスを再起動します。
/etc/init.d/hostd restart && /etc/init.d/vpxa restart && /etc/init.d/rhttpproxy restartもしくはホストの再起動やDUCIから管理サービスの再起動でも大丈夫です。
続いてブリングアップの仕方について説明しましょう。
まずは、Cloud BuilderのOVF と Cloud Builder に読み込ませて使うパラメーターシートの Deployment Parameter Workbook を Broadcom のダウンロードサイトから入手します。
実施の前には、Cloud BuilderをどこかのESXiやWorkStationなどに展開する必要があります。
手順はこちらをご参照ください。
https://techdocs.broadcom.com/jp/ja/vmware-cis/vcf/vcf-5-2-and-earlier/5-2/vmware-cloud-foundation-architecture-and-deployment-guide-5-2/deploying-cloud-foundation--/deploy-cloud-foundation-builder-vm--.html
Cloud Builder 展開後は、自動構築させるためのパラメーター を Deployment Parameter Workbook に入力します。
中身はこんな感じで、必須な部分はセルが赤くなっています。
必要な入力が終わった後はいよいよ Cloud Builder にブラウザでアクセスします。
マネジメントドメインの作成について1例を挙げると以下のようなイメージになります。
長くなってしまったので、実際にCloud Builder で構築する際の内容は次回で説明します。
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