今回も前回に続き、vCenter インストール時の 1ノード vSAN について確認を進めていきたいと思います。
インストール、ホストの追加、VMkernelおよび分散仮想スイッチの準備が終わったのでいよいよvSANにホストを追加します。
インストール時にvSANのサービス自体は有効になっているので、vSANのディスク管理を表示し「未使用のディスクの要求」を行います。
これは、追加したホスト達のディスクでディスクグループを作成するためです。
1台目と同じようにキャッシュとキャパシティを分けます。
成功すると以下のようになります。
データストアの容量を確認してみると、1ノードの時は約200GBの容量でしたが4台分の約800GBにちゃんとなっています。
そのほか状態を確認してみると、オブジェクトの再同期で何やら処理が行われています。
これは、vSANに配置されているvCenterの仮想マシンのディスクに対してvSANのデフォルトのポリシーが割り当てられているからです。
vSANのデフォルトポリシーはディスクのミラーリングが設定されているため、その処理を行っています。
1ノードの状態では、ディスクを冗長化してもホストが停止したら共倒れになるため冗長化は行われません。
他のホストが追加されたので別ホストへディスクの冗長化を出来るようになったため処理が実行されています。
仮想マシンの仮想ディスクがポリシーに沿って冗長化されているかどうかなどは、「仮想オブジェクト」から確認可能です。
vCenterインストール時に1ノードvSANを構築して、あとからホストを追加してみる検証でした。