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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2018年12月12日水曜日

【Nutanix-CE】Nutanix CEを試してみた その5 仮想マシンを作成してみた


このブログは、Advent Calendar 2018 大國魂(ITブログ) の10日目のブログです。
2日遅れの投稿です、、、。私のAdvent Calender 2018での投稿は、これが最後です。

前回、”Nutanix CEを試してみた その4”では、ストレージコンテナや仮想マシン用のネットワークなどを設定しました。今回は、Nutanix CEの上に仮想マシンを作成してみます。

今回のブログは、少し長めです。

<Nutanix-CEを試してみた>


今回は以下のステップで実施します。
それでは始めます。
  • NutanixへのISOファイルの登録
今回はNutanixCE上の仮想マシンにCentOSをインストールします。
まず、インストールするCentOSのISOファイルをNutanix CEに登録します。
Nutanixのトップ画面右上の歯車アイコンをクリックします。
表示されたメニューより”イメージ設定”をクリックします。



”イメージをアップロード”をクリックします。


登録に必要なパラメーターを設定、ISOファイルをアップロードして”保存”をクリックします。


ISOファイルの登録が開始されます。


ISOファイルの登録が完了するとトップ画面が表示されます。
登録時と同じ手順で再度イメージ設定を確認するとISOが登録されたことを確認できます。


  • 仮想マシン作成、起動、動かない、、、
ISOファイルが登録できたので次に仮想マシンを作成します。ホームより仮想マシンをクリックします。


画面右上の”仮想マシンを作成”をクリックします。


仮想マシンに割り当てるリソースを設定します。
今回は以下のリソースを割り当てます。
vCPU:1
CPUコア:1
メモリ:2GB

画面を下へスクロールして、”Disks”よりディスクリソースを割り当てます。
”Add New Disk”をクリックします。


パラメーターを設定して、”Add”をクリックします。
今回は以下を設定します。
Type : Disk
Operatiaon : Allocation on Storage Container
Bus Type : SCSi
Storage Container : vm-storage-container-01
Size : 16GB

ディスクが追加されました。
インストールで利用するISOファイルを設定します。
CD-ROMの横にあるアイコンをクリックします。


先ほどアップロードしたCentOSのISOファイルを選択して”Update”をクリックします。


CD-ROMが設定されたことを確認します。
CD-ROMの横の表示が変更され、”EMPTY=false”と表示されています。

次にNICを追加します。
Network Adapters(NIC)より”Add New NIC"をクリックします。


前回、Nutanix CEを試してみた その4で設定したネットワークを選択します。
仮想マシンに設定するIPアドレスを入力して、”追加”をクリックします。


NICの設定が反映されたことを確認します。
最後に”Save”をクリックして仮想マシンを作成します。


仮想マシンの作成が開始されます。


仮想マシンの作成が完了すると、仮想マシンの数が増えます。
”テーブル"タブをクリックします。


作成した仮想マシンを確認できます。
仮想マシンを起動します。”Power on”をクリックします。


起動中、、、


起動が完了すると、左側のアイコンが緑色に変化します。
仮想マシンのコンソール画面を表示します。”Launch Console”をクリックします。


あれ、、、
CentOSのインストール画面が表示されない、、、。


以下の記事にこんな記載がありました。
ESXi で Nested Nutanix CE を構成してみる。(ce-2018.01.31-stable 対応版)

これをやらないとダメなようです。

  • CVMにログインしてacliコマンドを実行
そもそも、CVM、acliってなんでしょうか?調べてみました。
以下の資料で紹介されています。


ACLIとは?
・ACLIは、”ACROPOLIS COMMAND-LINE INTERFACE”の略
・ACLIでホスト、ネットワーク、スナップショット、仮想マシンの管理ができる
・コントローラー VMにSSH接続して利用できる
確認したサイト:
Nutanix Support Portal ACROPOLIS COMMAND-LINE INTERFACE (ACLI)
日本語で書かれたブログやNutanixバイブルでも紹介されていました。

では、実際にやってます。

Nutanix CVMにSSHでログインします。
ログインして確認したコマンドを実行します。
コマンドを確認したブログ:
ESXi で Nested Nutanix CE を構成してみる。(ce-2018.01.31-stable 対応版)
今回は以下のようにコマンドを実行します。今回の対象となる仮想マシン名は、”CentOS7”です。仮想マシンの電源がオンなのでエラーになりました。


仮想マシンの電源をオフにします。


再度、コマンドを実行します。
仮想マシン名の横に”complete”と表示されたことを確認します。


  • 仮想マシンにCentOSをインストール、動いた!
仮想マシンを電源オンしてコンソールを起動します。
インストール画面が表示されました!!


インストール時にネットワーク設定を有効にすると、Nutanix CEで仮想マシンを作成した時に設定したIPアドレスが割り当てられたことを確認できます。


デフォルトルートには前回、Nutanix CEを試してみた その4で設定したネットワーク設定の情報が反映されています。


CentOSインストール中、、、。


インストール完了。


Nutanixの外部とも通信できました。



私が作成したNutanix CEと仮想マシンのネットワーク環境は以下となります。
Nutanix CE(シングルノードクラスタ)
10.250.228.21:ホスト
10.250.228.22:CVM
10.250.228.23:VIP
10.250.228.24:ISCSI 
仮想マシン
172.16.0.100:CentOS 
検証基盤上のLab内ルーター
172.16.0.1:VyOS
10.250.228.254:VyOS
今回、仮想マシンのIPアドレスは、Nutanix CEとは違うネットワークセグメントを利用しています。外部との通信は、Lab内のルーターでルーティングされています。VLANは利用していないので、同じL2セグメントに2つのネットワークセグメントが同居しているような構成です。


Nutanixのネットワークは以下の情報を参考にしました。


Nutnaix CEの上でACLIからコマンドを実行した仮想マシンを起動すると、OSがインストールされていない仮想マシンでは以下のように2048で遊ぶことができます。



ちゃんと遊べます。


Nutanix CE、構築できるリソースがあれば簡単にNutanix環境を構築できて良いですね。
Nutanix CEは、いろいろな方が日本語で情報発信をされているので、迷わずに試すことができてとても助かりました。また今度何かやってみようと思います。

複数ノードを利用したクラスタの構成や、どこかのベアメタルクラウド、Nested KVMが動くクラウドなどでも試してみたいと思います。それでは。