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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


ラベル Webアクセス制御 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2018年9月16日日曜日

【Webアクセス制御】セキュリティソフトを利用したWebフィルタリング


今回もProxyサーバーを利用せずにPCでWebフィルタリングを設定できるか?という内容です。前回はPCのhostsファイルに対象ドメインとダミーIPアドレスを設定することで正常な名前解決をできないようにしてWebアクセスをできないようにしてみました。今回はもっと簡単にPCにインストールしているセキュリティソフトの機能を利用してWebフィルタリングを設定してみます。今回は以下の環境で確認します。
  • Windows10 
    • ESET Internet Security 
※私が自宅で個人的に利用している製品がESETなので今回はESETを利用します。
    • 利用ブラウザ
      • Google Chrome 69.0.3497.92
      • Firefox 62.0 (64-bit)
      • Microsoft Edge 41.16299.402.0

ESETのコンソールからアクセスさせたくないWebサイトのドメインを設定します。


”インターネット保護”をクリックします。


WEBアクセス保護の右側にある”ギア”のアイコンをクリックします。


”URLアドレス管理”を展開してアドレスリストの”編集”をクリックします。


”ブロックするアドレスのリスト”を選択して”編集”をクリックします。


アドレスリストにアクセスブロックしたいドメインを設定して”OK”をクリックします。
今回は代表的なSNSを中心にブロックする設定をしてみました。SNSをついつい見すぎてしまうので。。。


最後に管理者権限で”OK”をクリックします。


設定されたか試してみます。Google ChromeからFacebookへアクセスします。Facebookへのアクセスがブロックされ、下記画面が表示されます。


FirefoxからFacebookへアクセスします。同じようにアクセスがブロックされます


EdgeからFacebookへアクセスします。同じようにアクセスがブロックされます


hostsファイルを設定するよりもPCにインストールされているセキュリティソフトを利用することで簡単にWebアクセス制御を設定することができました。セキュリティソフトによっては利用するPCを集中管理できる製品もあります。Webアクセス制御だけであればこういったセキュリティソフトの利用も良いかもしれません。

余談:
  • 設定後、利用する可能性がある全てのブラウザから動作チェックをした方が良い
  • 利用する製品のWindows10対応バージョンを念のため確認した方が良い。

それでは。

2018年9月7日金曜日

【Webアクセス制御】WebプロキシなしでPCから特定のドメインへのアクセスをブロックしてみた


Webプロキシが無い環境で特定ドメインへのアクセスをブロックできるか確かめてみることにしました。
今回は試しに以下を設定します。

<特定ドメインのブロックを試す>
~想定条件~
 利用端末:Windows10
 ブロックしたいドメイン:hogehoge.com
 PCの管理者権限:管理者権限は設定済み、利用者は管理者権限を利用不可
 設定方法:Windows10のhostsファイルにhogehoge.comのダミーアドレスを追加

今回はhogehoge.comのダミーアドレスとして、IPv4、IPv6のループバックを設定します。最近ではWebサーバーがIPv6に対応しているところもあるのでIPv4、IPv6両方ともに設定します。


実際に某企業のドメインを設定してみた結果、以下のように表示されました。


この方法であれば、設定するPCの台数や対象となるドメイン数が少なければ利用できるかしれません。企業ではWebプロキシを利用しているケースが多いと思うのでこれを利用することはあまりないかもしれません。一時的な利用であればまだ使い道はあるかも。。。

~余談~
自宅などでPCを利用して何かの作業に集中したい時などには効果的かもしれません。
ついつい見てしまうWebサイトのドメインをブロックしてみると多少は改善されるかも。