前回はリモートデスクトップ接続先のWindows PCにChrome Remote Desktop Hostをインストールしました。今回は、Chrome Remote Desktopクライアントアプリから前回インストールしたChrome Remote Desktop Hostへリモート接続してみます。本番ではChromebookを利用しますが、今、手元にないのでAndroidのスマートフォン(Google Pixel7)からアクセスしてみたいと思います。
今回利用する環境は、以下の通りです。
クライアント
・スマートフォン Google Pixel 7
・スマートフォン Google Pixel 7
・前回Chrome Remote Desktop Hostを設定したGoogle アカウント
・スマートフォンのインターネット回線はモバイル回線を利用
ホスト
・前回Chrome Remote Desktop Hostを設定したWindows 11 Home
・インターネット回線のルーターには公開サーバーや1:1NATは設定していない
(インターネット発信の通信は内部へアクセス不可)
(インターネット発信の通信は内部へアクセス不可)
それでは、Chrome Remote Desktopへ接続してみましょう。
- スマートフォンにChrome Remote Desktopクライアントアプリをインストール
スマートフォンにChrome Remote DesktopクライアントアプリをインストールしていなかったのでPlayストアからアプリをインストールします。
インストール完了したらアプリを起動します。
テストプログラムに参加しないか、というお誘い画面が表示されたので、テスターになることにします。「BECOME A TESTER」をクリックします。
アプリの更新が必要なようなので、Playストアからアプリを更新します。
更新後、再度アプリを起動します。
右上のGoogle アカウントのアイコンがChrome Remote Desktop Hostと同じGoogle アカウントになっていることを確認します。
同じGoogle アカウントであれば、「リモートのデバイス」に前回インストールしたChrome Remote Desktop Host が表示されます。前回設定したリモートデバイス名「Chrome RD TEST W11」をタップします。
右上のGoogle アカウントのアイコンがChrome Remote Desktop Hostと同じGoogle アカウントになっていることを確認します。
同じGoogle アカウントであれば、「リモートのデバイス」に前回インストールしたChrome Remote Desktop Host が表示されます。前回設定したリモートデバイス名「Chrome RD TEST W11」をタップします。
接続が開始されます。
PINの入力を求められます。
PINを入力して「→」をタップします。
接続中。。。
接続されるとクリップボードのデータへのアクセス許可を求めるポップアップが表示されます。「許可する」または「ブロック」をタップします。今回は「許可する」をタップします。
Windows11にアクセスできました。Windowsリモートデスクトップのようにリモートデスクトップ接続したら片方の接続が切られるような動作ではなく、Linuxなどで利用されるVNCのようにPC利用者、リモート利用者のどちらも同時に操作できるようです。
Windows11にはアクセスされていることが示されるポップアップが表示されます。
今回は、Chrome Remote DesktopクライアントアプリからChrome Remote Desktop Hostへ接続してみました。あっさりとスマートフォンからWindowsPCへ簡単にリモート接続できました。Chrome Remote Desktopは操作する側、される側で同じ画面を見られるのでITサポートでも活用できそうです。
今回操作してみて不思議に思ったことは、Windows PCが接続する自宅のインターネット回線の終端ルーターには公開サーバーなどインターネットから内部へのインバウンド通信を許可する設定は一切していないのにクライアントアプリからWindows PCへリモート接続できたことです。
次回はChrome Remote Desktopの通信詳細について調べてみたいと思います。
それでは。