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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


ラベル #NutanixCE の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2019年12月20日金曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その16 仮想マシンをクローンしてみた

アドベントカレンダーに参加しています。
前回は、NutanixSSR(セルフサービスリストア)を試してみました。
今回は、仮想マシンをクローンしてみます。今回はディスク容量が小さいxubuntuをクローンしてみます。


仮想マシンを選択して、メニューより”Clone”をクリックします。


今回はVM数だけ設定してその他の設定はそのままとします。
クローンして仮想マシンを10台作成します。




クローンが開始されました。


あっという間に終わりました。びっくり。


右上の検索窓にxubuntuと入力して表示を絞ります。10台作成されていることを確認します。IPも個別に割り当てられています。



仮想マシンの”概要”画面を確認します。画面中央付近に表示されている上位仮想マシンの数を数えてみました。10台の仮想マシンまで表示されるようです。


あっという間にクローンできたのにはびっくりしました。
これならテンプレートとなる仮想マシンさえ用意しておけが、急に仮想マシンが必要になってもすぐに展開できそうです。

簡単ですが、今回はこの辺で。それでは。

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その15 セルフサービスリストアを試してみた


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前回は、取得したスナップショットからクローンして仮想マシンのコピーを作成しました。今回はセルフサービスリストア(SSR)をやってみます。Nutanix Guest Toolsをインストールする時にすべて有効にしてインストールすると表示されるこのアイコン。いったい、何なのでしょうか?


Nutanix SSR=Nutanix Self Service Restoreだそうです。
そもそも、セルフサービスリストアとは、どんな機能なんでしょうか?調べてみました。
以下のサイトやブログが参考になりました。

Nutanix DATA PROTECTION AND RECOVERY WITH PRISM ELEMENT
SELF-SERVICE RESTORE

ネットワールド らぼ
セルフサービスの権限:セルフサービスリストア

ぽんこつエンジニアのインフラメモ
ファイル単位でリストア:SSR (SELF SERVICE RESTORE)

インフラ屋とアプリ屋のあいだ
Self Service Restore (SSR)が便利 その1
Self Service Restore (SSR)が便利 その2
Self Service Restore (SSR)が便利 その3
Self Service Restore (SSR)の注意点

取得したスナップショットから自分でファイルをリストアできる機能のようです。

余談ですが、IaaSのような感じで利用できる”セルフサービスポータル”もあるようです。これはまたそのうちやってみたいと思います。

それでは、やってみます。
Nutanix Guest Toolsをインストールしただけの状態でアイコンをクリックすると、以下のエラーが表示されました。


本資料ではNested 環境でNutanix CEを動かしています。Nutanix CEの仮想マシンを一旦停止して、参考にしたブログに書いてあった設定をNutanix CEの仮想マシンに追加してみます。


再度、Nutanix CEを起動して、アイコンをクリックしてみましたが、表示内容は変わりません。


Windows10仮想マシンの”Program Files”よりNutanixフォルダにアクセスします。すると、アクセスするか問われます。アクセスできるようにして、フォルダ内容が表示できることを確認します。


再度、NutanixSSRアイコンをクリックしてみます。
すると、以下の画面が表示されました。先ほどのエラーは”Program Files”フォルダにアクセスできなかったことが原因のようです。Windows10のログインID、パスワードを入力してログインします。


ログインすると、以下のメッセージが表示されました。どうやら、Protection Domain(データ保護)を設定していないことが原因のようです。


Nutanix PrismWebコンソールより”データ保護”画面を表示します。
何も設定していないので、以下のように”データがありません”と表示されています。
左上の”テーブル”をクリックします。


保護ドメインを作成します。
右上の”+保護ドメイン”をクリックします。


Protection Domainの画面が表示されます。
名前を入力して”Create”をクリックします。


”Entities”画面より対象となる仮想マシンを選択します。
Consistency Groupも設定できるようなので設定して、”Next”をクリックします。


スケジュールを設定します。
”New Schedule”をクリックします。


スケジュールを設定して”Create Schedule”をクリックします。


スケジュールが設定されました。再度に”Close”をクリックします。


Protection Domainが設定できました。
作成したProtection Domainの設定をクリックして画面下部の”Local Snapshots”タブをクリックします。”Take Snapshot"ボタンがあるので、押してみます。


そのまま”Save”をクリックします。


スナップショットが取得できました。
仮想マシンから取得するスナップショットとプロテクションドメインから取得するスナップショットがあるようです。


再度、仮想マシンよりNutanixSSRアイコンをクリックしてログインします。
すると、取得したスナップショットが表示されました。スナップショットをダブルクリックします。


ディスクを選択して右上の”Disk Action”をクリックします。
マウントできるようなのでマウントしてみます。”Mount”をクリックします。


エラーになりました。。。


”Mounted Snapshots”タブをクリックすると、マウントされているように見えます。


Windows10のエクスプローラーから確認してみます。スナップショットがローカルディスク(G)にマウントされていました。


ディスクの中を確認してみます。
ユーザーディレクトリを確認できました。Nutanixの”データ保護”を利用してスナップショットを定期的に取得しておけば、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまったとしてもユーザー自らファイルリストアできそうですね。


確認できたので、アンマウントします。
”Unmount"をクリックします。


エラーが表示されました。


再度、実行すると無事アンマウントできたようです。


Windows10のエクスプローラーを確認します。
先ほどマウントされていたローカルディスク(G)が無くなっていることを確認します。



今回はNutanixのセルフサービスリストアを試してみました。簡単に利用できそうで良いですね。

今回はこのへんで。それでは。

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その14 スナップショットのクローンを試してみた。

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前回は、仮想マシンのスナップショットを取得して、アプリケーションをインストール後、取得したスナップショットにリストアしてみました。今回はスナップショットからクローンを作成してみます。

PrismWebコンソールから仮想マシンを選択します。下部の画面より”VM Snapshot”タブをクリックしてスナップショットの情報を表示します。前回取得したスナップショットからクローンを作成します。”Clone”をクリックします。


”Clone Snapshot”画面が表示されます。作成する個数、仮想マシン名やCPU、メモリを設定できます。今回は仮想マシン名のみ設定して、画面を下にスクロールします。


ディスクやネットワークを追加したければ追加します。今回は追加せずにそのままとします。最後に”Save”をクリックします。


スナップショットをクローンして仮想マシンが作成されました。


クローンして作成された仮想マシンを起動します。


仮想マシンを新規作成した時と同じようにこの画面が表示されました。仮想マシンの電源をオフにします。


CVMにSSH接続して、仮想マシン設定を設定します。


再度仮想マシンを電源オンします。起動できました。ログインします。


ログインできました。


SIDを確認します。末尾3124-1001になっています。


スナップショットを取得した仮想マシンを確認します。コンソールからログインしてSIDを確認します。スナップショットからクローンした仮想マシンと同じであることを確認します。


スナップショットをクローンすることで全く同じ仮想マシンのコピーを作成できることを確認できました。新しいアプリのインストール前にスナップショットを取得してからクローンすればいろいろと試すことができそうです。また、何かしらトラブルが発生した場合でもスナップショットを作成してクローンから対処策を検討することもできそうです。Nutanixのスナップショットは使い道がいろいろありそうですね。

次回は、セルフサービスリストアをやってみます。
それでは。

2019年12月18日水曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その13 スナップショットを取得してリストアしてみた。


アドベントカレンダーに参加しています。

前回は、仮想マシンにNutanix Guest Toolsをインストールしてみました。今回はスナップショットを取得して、取得したスナップショットにリストアしてみます。そもそも、Nutanix CEのスナップショットはどのような仕組みなのでしょうか?調べてみました。

Nutanix のスナップショットについては、以下のブログでとてもわかりやすく紹介されているのでそちらをご覧ください。 
NTNX Nutanix AHV におけるスナップショット & バックアップ
インフラ屋とアプリ屋のあいだ
Nutanixスナップショット機能の紹介(その1)



今回は、仮想マシンに変更を加える前にスナップショットを取得して、仮想マシンにアプリをインストール後、スナップショットにリストアしてみます。以下の順でやってみます。

1.コンソールより仮想マシンの確認
2.スナップショット取得
3.仮想マシンにGoogle Chromeをインストール
4.デスクトップにテキストファイルを多数作成
5.スナップショットからリストア
6.VMを起動して取得時の状態に戻ったことを確認

それではやってみます。

1.コンソールより仮想マシンの確認

コンソールより仮想マシンを確認します。前回、Nutanix Guest Toolsをインストールした状態のままです。他には何も設定されていません。今回は試しに仮想マシンの電源をオンにした状態でスナップショットを取得してみます。


2.スナップショット取得

Nutanix Prism Web コンソールの”仮想マシン” 画面よりスナップショットを取得する仮想マシンを選択します。選択して画面を下にスクロールさせ、青い文字で表示された仮想マシンの操作メニューを表示します。


”Take Snapshot”をクリックします。


"Take Snapshot"画面がポップアップされます。スナップショットの名前を入力して”Submit”をクリックします。


スナップショットの取得が開始されました。

スナップショットの取得はすぐに完了しました。仮想マシンの操作メニューの下に表示された”VM Snapshots”タブをクリックすると、取得したスナップショットが表示されます。詳細を確認してみます。”Details"をクリックします。


”Snapshot Details” 画面がポップアップされます。スナップショット取得時の仮想マシンの構成を確認できます。



3.仮想マシンにGoogle Chromeをインストール
仮想マシンにGoogle Chromeをインストールします。


4.デスクトップにテキストファイルを多数作成
Google Chromeのインストールが完了しました。リストア後の違いを簡単に確認できるようにテキストを大量に作成してみました。


5.スナップショットからリストア
スナップショットからリストアしてインストール前の状態に戻します。”Restore”をクリックします。


クリックすると、下記メッセージが表示されます。”はい”をクリックします。


リストアが開始されました。リストアが完了するまで待ちます。


完了しました。タスクを見てみるとVM restoreが100%と表示されています。


仮想マシンを起動します。


6.VMを起動して取得時の状態に戻ったことを確認
起動した仮想マシンにコンソール接続して確認します。インストール前の状態に戻りました。


簡単ですが、このへんで。次回はスナップショットからクローンしてみます。それでは。