最近、見かけるVMwareのツール、PowerCLI。
VMware PowerCLI 10.1.1
https://code.vmware.com/web/dp/tool/vmware-powercli/10.1.1
これに慣れるとかなり便利らしい。先日、会社の同僚が社内向けの勉強会でPowerCLIの活用方法を紹介したそうです。私はその勉強会に参加できなかったのですが、その同僚に勉強会で発表した資料と使用したスクリプトを送付してもらいました。それをまだ試せていないので、今回はその準備をしようと思います。まず、GoogleやTwitterでPowerCLIに関する日本語の情報が無いか調べてみました。みつけた記事でセットアップ方法がわかりやすかったものをいくつかピックアップしてみました。
【Windowsにセットアップ】
【Linuxにセットアップ】
Linux で PowerCLI 10.0 をためしてみる。
https://communities.vmware.com/people/gowatana/blog/2018/03/05/powercli10-linux
Linux にもインストールできるのは知りませんでした。今回は上記の記事を参考にしてWindows10にPowerCLIをインストールしてみます。今回試した環境は以下のとおりです。
エディション:Windows10 Enterprise
version:1709
OSビルド:16299.431
PowerShell:5.1.16299.431
PowerShellを管理者権限で起動して以下のコマンドを実行します。
Install-Module VMware.PowerCLI
モジュールのインストールについて確認されますが、すべて”Y”を入力してインストールします。
インストール中、、、
インストールが完了しました。
インストールしたPowerCLIモジュールのバージョンを調べてみます。以下のコマンドを実行します。
Get-PowerCLIVersion
コマンドを実行するとエラーが表示されます。エラー内容に記載されているコマンドを実行します。
Import-Module VMware.VimAutomation.Core
PowerShellスクリプトの実行ポリシーによりエラーとなっているようです。以下の記事の内容を試してみます。
WindowsでPowerShellスクリプトの実行セキュリティポリシーを変更する
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0805/16/news139.html
Get-ExecutionPolicyコマンドを実行すると、セキュリティポリシーが”Restricted”になっていることを確認します。セキュリティポリシーを”RemoteSigned”へ変更します。Set-ExecutionPolicy RemoteSignedコマンドを実行します。実行後、再度Get-ExecutionPolicyコマンドを実行すると、セキュリティポリシーが”RemoteSigned”へ変更されたことを確認します。
再度、Import-Module VMware.VimAutomation.Coreコマンドを実行します。コマンド実行後、エラーにならないことを確認します。
再度、Get-PowerCLIVersionコマンドを実行します。PowerCLIのバージョンが表示されたことを確認します。
簡単かつ短時間で利用しているWindows10にPowerCLIをインストールすることができました。
他にもPowerCLIに関する日本語の記事が無いか調べていたら以下の記事を見つけました。
これらも後日試してみたいと思います。PowerCLIでいろいろ出来そうですね。
【PowerCLIあれこれ】
PowerCLI で不要 VM を一括削除してみる。
https://communities.vmware.com/people/gowatana/blog/2018/07/30/powercli-vm-delete
【VMware@SoftLayer】PowerCLIによるvMotion自動化編
https://qiita.com/ytada/items/726b11d35bc1bf6429e7
検証環境が整い次第、同僚が勉強会で使用したPowerCLIのスクリプトを動かしてみようと思います。試した結果はまたブログに書こうと思います。それでは。