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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2021年3月31日水曜日

ネットワークの情報収集に利用するニュースサイト

2020年から始まってすでに1年以上続くCOVID-19。こうなる前は、当分在宅勤務なんてそれほど普及しないだろうと思っていましたが、今では、リモートワークが推奨される世の中になりました。リモートワークで注目度が高くなっているのがネットワークとセキュリティかなと思います。日々の情報収集で利用しているサイトをまとめてみました。


<日本語記事サイト>

@IT

 Master of IP Network 

 https://www.atmarkit.co.jp/ait/subtop/network/

 Security & Trust 

 https://www.atmarkit.co.jp/ait/subtop/security/ 

business network.jp

 https://businessnetwork.jp/

 

特に最近よく見ている気がするのは、business network.jpです。サイトテーマが”「通信」の力でビジネスを進化させる”とある通り、ネットワーク関連記事が充実しているのでネットワークに興味がある人にはおすすめのサイトです。


<英語記事サイト>

NETWORK WORLD

 https://www.networkworld.com/

sdxcentral

 https://www.sdxcentral.com/

FIERCE TELECOM

 https://www.fiercetelecom.com/

 

英語サイトだと最近はsdxcentralが面白いような気がします。


ちょっと前まではSD-WANをよくみた気がしますが、在宅勤務が始まった昨年夏くらいから徐々にSASEをよく見かけるようになった気がします。どちらも一度ちゃんと調べてみようかと思います。それでは。

久々にVyOSを調べてみた

先日、ネットワークの検証をしていた時の話。。

検証時にVyOSを利用していたら、利用したい機能が

OSバージョン1.1.8では搭載されていないことが判明。

久々にVyOSのサイトをのぞきに行ったら、なんとびっくり。

サイトがだいぶ変わっとる。。。

サイトはこちら。

VyOS  

https://vyos.io/

VyOS、だいぶ変わりましたね。

今回、久々にサイトを見て知った新たな発見。。 


その1:LTS版ソフトウェア提供が有償に、、

 個人利用でも年間$660、、。私には高いわ。。

 無償は、ローリング版のみ。

 このブログ投稿時の最新は、安定版が1.2.6、ローリング版は1.4。

 検証で簡単に試すくらいならローリング版でも十分かなと思います。

   ちなみにバージョン1.1.8もまだダウンロードできるみたい。

 ローリング版が嫌な場合は、こっちのほうが良いかも。

   https://support.vyos.io/en/downloads/files/vyos-1-1-8-iso

その2:有償サポートも登場、、

 OS+サポートがセットになった年間サブスクリプションもできたのですね。

 https://vyos.io/subscriptions/support/


その3:ドキュメントが充実した気がする。。

 勘違いかもしれませんが、数年前よりも情報がかなり多くて説明が増えた気がします。

 VyOSのドキュメント

 https://docs.vyos.io/en/latest/index.html

 OS変更履歴

 https://docs.vyos.io/en/latest/changelog/index.html

 バージョン1.2以降では、ルーティングエンジンにFRRoutingを使用しているそうです。

 知らなかった。。

 VyOS KB

 https://support.vyos.io/en/kb

 設定のサンプル(ブループリント)
 https://docs.vyos.io/en/latest/configexamples/index.html


その4:当たり前ですが)バージョンアップで機能増えてる。。

 新しいバージョンだと機能も増えますよね。。

 VyOS、PPPoEサーバーやIPoEサーバーになれるのですね。知りませんでした。

 そのうち、試してみたいと思います。

 https://support.vyos.io/en/kb/articles/pppoe-server

 ロードマップも公開されてます。計画にはSD-WANも、、。

 今後も新たな機能が追加されそうですね。

 https://vyos.io/roadmap/

 

その5:フォーラムが活発。。

 わからないことを聞く、トラブル時のヒントを探るときに良さそう。。


その6:認定ができてた

 年間利用料を払ってたら試験費無料、払ってないなら$200

 どんな問題がでるのか興味はあります、、。

 https://vyos.io/certification/


まとめ

 VyOS、まだまだ人気あるのかなと思いました。

 嬉しいことにドキュメントはかなり充実した気がします。

 今回ふらっとサイトを見てみたら、

 PPPoEサーバーなど知らなかった機能を発見できてよかったです。

 開発による機能追加は続いているようなので、今後もチェックしたいと思います。


余談

 検証時やちょっとしたときにあると便利なソフトウェアルーター。

 今までとりあえずVyOSで、、と思い利用していましたが、

 VyOS以外にもソフトウェアルーターっていくつかありますよね。

 今後はVyOSだけでなく、FRRouting、SEILなど他のソフトウェアルーターも

 試してみたいと思います。

 FRRouting

https://frrouting.org/

 IIJ SEIL(有償ですけど。Amazonで売ってます。)

https://www.seil.jp/product/x86ayame.html

それでは。

vSphere 7について調べてみよう その6(HAProxyを利用したvSphere Tanzuについて)

 今回は、vSphere 7 Update1で可能となったHAProxyを使用したvSphere Tanzu

についてのお話となります。


いままでは、vSphere Tanzuを利用するにはNSX-Tが必要となっておりその分の

リソースとライセンス費用を別途用意しなくてはなりませんでした。

しかし、HAProxyを使用する場合はvCenterとESXiのみで構築が可能となります。


詳細はマニュアルをどうぞ

 https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/vmware-vsphere-with-tanzu/GUID-152BE7D2-E227-4DAA-B527-557B564D9718.html

  →vSphere with Tanzu のネットワーク

   →vSphere ネットワークと HAProxy ロード バランシングを使用して スーパーバイザー クラスタ を設定するためのシステム要件およびトポロジ


   ※なぜか、マニュアルの中のリンクをたどると表示してくれないので、pdfをダウンロードした方が良いと思います。


マニュアルの内容を簡単にですが説明すると以下のような流れになります。


1 分散仮想スイッチを作成し以下のポートグループを用意する

   ・管理用ポートグループ

   ・1つ目のワークロード用ポートグループ(スーパーバイザークラスター(SCP)で使うネットワーク)

   ・2つ目のワークロード用ポートグループ(Tanzu kubernetes Cluster(TKC)のノードで使うネットワーク)


   検証等するのであれば、管理用とワークロード用のネットワークを/24で2つ用意し、ワークロード用のネットワークは分割して使うのがいいと思います。

   ポートグループとして用意するわけではありませんが、SCPやTKCのVIPなどとなるロードバランサー用IPレンジも必要となります。

   VC1台、ESXi4台の例としては以下の様な割り振りです。

   

   管理用(192.168.1.0/24)

    VC 192.168.1.10

    ESXi1~ESXi4 192.168.1.11~192.168.1.14

    HAProxy 192.168.1.20


   ワークロード用(192.168.10.0/24)

    ロードバランサー用IPレンジ  192.168.10.144/28

    1つ目のワークロード用ポートグループ 192.168.10.160/28

    2つ目のワークロード用ポートグループ 192.168.10.192/28


    ※/28としていますが、あくまで範囲を指定するだけの用途となりサブネットが/28で設定する必要があるわけであありません。


2 コンテンツライブラリの作成を行い、TKCのノードとして使用するOVAのダウンロードをしておく


3 OVAでHAProxyをデプロイする


4 ワークロードの有効化をする


5 名前空間を作成する

   →作成時に名前空間で使用するネットワークはnetwork-2(2つ目のワークロード用ポートグループ)を指定する。


6 yamlからTKCの展開を行う


これで成功すれば構築完了です。

ですが、そのままだとPodの作成はできるものの、deploymentで展開をしようとするとエラーとなります。

実は、構築した状態ではPod Security Policy(PSP)によって作成できないようになっています(権限がない状態)。

そのため、権限の変更を行ってあげる必要がありますが、この辺の操作もすべてkubernetesの知識を元に行うことになります。


また、NSX利用時と異なる点もあります。

ワークロードの有効化をして名前空間を作成することはできますが、名前空間にyamlからPodの作成はできません。

ユーザーが利用するPodが展開できるようになるには、TKCの名前空間を利用する必要があります。


作るのも設定するのも現状はvSphere+kubernetesの知識と経験が十二分に必要な状態です。

あと、HAProxyに何か問題があったときどこの誰が対応してくれるのかについてはわからない(VMがサポートしてくれるのか不明)

という部分もあり、なかなか難しいなと思いました。