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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2023年7月31日月曜日

Rancharでkubernetesの管理をしてみる 第4回 制限付き管理者を確認してみる

今回は、新しくユーザーを作成して「制限付き管理者」の権限を与えてみたいと思います。
早速管理者権限のユーザーでログインして、新規ユーザーuser02を作っていきましょう。
作成が終わったらログアウトしてuser02としてログインします。
おや、特にメンバーに追加した覚えはないですが kubernetesクラスターが見えていますね。
念のためにこのクラスターのメンバーを確認してみましょう、制限付きとはいえ管理者なので自動で追加されているかもしれませんしね。
と、思いましたが個別に追加はされていなかった。
もともと存在しているDefault Admin が何かいい感じにしてくれてるのかもしれません。
今はそういうものかと思っておきましょう。
コマンドも実行可能ですね。
クラスターに対して操作可能な内容も確認していってみましょう。
一画面に収まらなかったですが、見覚えのあるリソース名が色々確認できます。
「Pods」からは各名前空間に作成されているPodが一覧で確認できます。
これは、結構見やすくていいですね。
「Create」があるのでもしかしてここからPodが作成できるのでしょうか・・・
できるみたいですね、これはすごい。
yamlを書かなくてもPod作れちゃうんですね。
テストでPodを一つ作ってみましょうか。
作成できたみたいです。
実際にクラスタノードの方にアクセスしてkubectl getを実行してみましょう。
付与されているIPアドレスからGUI操作で作成したPodと判断できます。
いやー、すごいですねこれは。
最後に何が制限されているのかというところを確認して今回は終わろうと思います。
管理者の権限でログインした場合と見比べてみたところ、クラスターの『local』と『Extensions』だけが項目としては出てこないようです。
メンバーの作成や削除といったユーザー管理も制限付き管理者で作成が行えるようなので、ほとんどのことは制限付き管理者でやれてしまいそうですね。
では、次回もよろしくお願いします。

2023年7月28日金曜日

海外でのワーケーションを考える その5 Windows Homeへの接続方法を検討する ②


前回はリモートデスクトップ接続先のWindows PCにChrome Remote Desktop Hostをインストールしました。今回は、Chrome Remote Desktopクライアントアプリから前回インストールしたChrome Remote Desktop Hostへリモート接続してみます。本番ではChromebookを利用しますが、今、手元にないのでAndroidのスマートフォン(Google Pixel7)からアクセスしてみたいと思います。

今回利用する環境は、以下の通りです。

クライアント
    ・スマートフォン Google Pixel 7
    ・前回Chrome Remote Desktop Hostを設定したGoogle アカウント
    ・スマートフォンのインターネット回線はモバイル回線を利用

ホスト
    ・前回Chrome Remote Desktop Hostを設定したWindows 11 Home
    ・インターネット回線のルーターには公開サーバーや1:1NATは設定していない
  (インターネット発信の通信は内部へアクセス不可)

それでは、Chrome Remote Desktopへ接続してみましょう。

  • スマートフォンにChrome Remote Desktopクライアントアプリをインストール
スマートフォンにChrome Remote DesktopクライアントアプリをインストールしていなかったのでPlayストアからアプリをインストールします。


インストール完了したらアプリを起動します。


テストプログラムに参加しないか、というお誘い画面が表示されたので、テスターになることにします。「BECOME A TESTER」をクリックします。


アプリの更新が必要なようなので、Playストアからアプリを更新します。


更新後、再度アプリを起動します。
右上のGoogle アカウントのアイコンがChrome Remote Desktop Hostと同じGoogle アカウントになっていることを確認します。
同じGoogle アカウントであれば、「リモートのデバイス」に前回インストールしたChrome Remote Desktop Host が表示されます。前回設定したリモートデバイス名「Chrome RD TEST W11」をタップします。


接続が開始されます。


PINの入力を求められます。
PINを入力して「→」をタップします。


接続中。。。


接続されるとクリップボードのデータへのアクセス許可を求めるポップアップが表示されます。「許可する」または「ブロック」をタップします。今回は「許可する」をタップします。


Windows11にアクセスできました。Windowsリモートデスクトップのようにリモートデスクトップ接続したら片方の接続が切られるような動作ではなく、Linuxなどで利用されるVNCのようにPC利用者、リモート利用者のどちらも同時に操作できるようです。


Windows11にはアクセスされていることが示されるポップアップが表示されます。


今回は、Chrome Remote DesktopクライアントアプリからChrome Remote Desktop Hostへ接続してみました。あっさりとスマートフォンからWindowsPCへ簡単にリモート接続できました。Chrome Remote Desktopは操作する側、される側で同じ画面を見られるのでITサポートでも活用できそうです。

今回操作してみて不思議に思ったことは、Windows PCが接続する自宅のインターネット回線の終端ルーターには公開サーバーなどインターネットから内部へのインバウンド通信を許可する設定は一切していないのにクライアントアプリからWindows PCへリモート接続できたことです。

次回はChrome Remote Desktopの通信詳細について調べてみたいと思います。
それでは。

2023年7月27日木曜日

海外でのワーケーションを考える その4 Windows Homeへの接続方法を検討する ①

ある日の 自宅にて。家族から以下の連絡をもらいました。

「チケット取った!x月x日から2週間、4年ぶりに東南アジアへ行ってくる!」

、、、ということで、本番日が決まってしまいました。

まだ検証できていないので早急にテストなど進めていこうと思います。

海外から接続したい自宅のPCはWindows10なのですが、エディションまで見ていませんでした。
(最初の要望をまとめたときに確認するのをすっかり失念していました。ここ重要ポイントなのに。。。)

恐らくHomeだろうと思いましたが、予想通りHomeでした。

Windows10 Homeへのリモートデスクトップ接続は何かしらアプリのインストールが必要なため、何にしようかと思いましたが、旅先へは薄くて軽いA4サイズのChromebookを渡すことにしたので、今回は「Chrome リモートデスクトップ」を試すことにしました。Chrome リモートデスクトップはVPN構築不要でリモート接続を利用できるサービスです。

前回までパブリック クラウドと自宅の間でIPsec VPNを構築しようと考えていましたが、やめることにして、今回はChrome リモートデスクトップだけ利用してみることにします。日程も迫っているので取り急ぎ、Chrome リモートデスクトップのテストをしたいと思います。

本番機のWindows10を検討段階で借りて使うと家族の業務に支障が出そうなのである程度の確認までは、手元にあるWindows11Homeで確認していこうと思います。

それでは、リモートデスクトップのアクセス先のWindowsを設定していきます。

この記事のテストで利用する環境

  • Windows11 Home
  • リモートデスクトップ接続で利用するGoogle アカウント
この記事でインストールするもの
  • Google Chrome Remote Desktop
    • Chrome 拡張機能
    • Host

以下を参考にインストーラーをダウンロードします。

Chrome リモート デスクトップを使って他のパソコンにアクセスする
パソコンでリモート アクセスを設定する

https://support.google.com/chrome/answer/1649523

Chrome リモートデスクトップのダウンロード

https://remotedesktop.google.com/access

以下のURLにアクセスすると、Chrome リモートデスクトップのページが表示されます。

https://remotedesktop.google.com/access

ダウンロードアイコンをクリックします。 

Chrome 拡張機能がインストールされていない場合、Chromeウェブストアの拡張機能 Chrome Remote Desktopのポップアップが表示されます。「Chrome に追加」をクリックしてChrome 拡張機能の「Chrome Remote Desktop」を追加します。


確認のポップアップが表示されるので「拡張機能を追加」をクリックします。


拡張機能が追加されました。


Chromeの拡張機能を確認して「Chrome Remote Desktop」が追加されていることを確認します。

再度、「https://remotedesktop.google.com/access」へアクセスします。
リモートアクセスの設定から「同意してインストール」をクリックします。


「Chrome Remote Desktop Host」のインストーラーがダウンロードされます。ダウンロードしたインストーラーを起動して「Chrome Remote Desktop Host」をインストールします。


インストールが完了したらWindowsのメニュー>アプリ>インストールされているアプリを表示して、「Chrome Remote Desktop Host」がインストールされていることを確認します。


再度、「https://remotedesktop.google.com/access」にアクセスします。
「名前の選択」画面が表示されるので、任意の名前を入力して「次へ」をクリックします。


アクセス時のPINを設定して「起動」をクリックします。


完了するとこのように表示されます。


リモートデスクトップ接続されるWindowsの設定が完了しました。
次回は、Chrome Remote Desktopクライアントアプリから今回設定したWindowsへリモート接続してみたいと思います。それでは。