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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2023年10月31日火曜日

Prometheus で k8s 環境の監視に挑戦してみる 第1回 まずは環境の用意

今回から、k8s 環境の監視を行うことができる Prometheus について勉強していきたいと思います。
Prometheus は情報の収集を行いますがその情報を GUI で表示する Grafana との連携などもやっていきたいと思います。

それでは、Prometheus の構築をしていきたいと思います。
環境構築用は CentOS 7 を使用しています。

カーネルバージョン
 # uname -a
Linux dev-prometheus 3.10.0-1160.66.1.el7.x86_64 #1 SMP Wed May 18 16:02:34 UTC 2022 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux 
Prometheus は以下の方法で構築が可能です。
・バイナリを使用する
・ソースからコンパイルする
・Docker を使用する

今回はバイナリを使用してインストールしていきます。
最新版を使おうと思うので、以下のサイトでバージョンの確認をしたいと思います。

https://github.com/prometheus/prometheus/releases

一番新しいのが Pre-release となっている場合もあると思いますが、ちゃんとした最新版を使いたいとおもうので Latest と表示があるバージョンを使いたいと思います。
2.47.2が最新版のようなのでそちらを使っていきたいと思います。
# wget https://github.com/prometheus/prometheus/releases/download/v2.47.2/prometheus-2.47.2.linux-amd64.tar.gz
ダウンロードしたファイルを解凍します。
# tar zxvf prometheus-2.47.2.linux-amd64.tar.gz
展開したフォルダに移動して Prometheus を起動します。
# cd prometheus-2.47.2.linux-amd64
# ./prometheus
Prometheus を起動したサーバーの9090ポートにブラウザでアクセスし以下のような画面が表示されれば構築成功です。
これでこれからの検証や設定確認で使用する環境が用意できました。
Prometheus では、監視対象に合わせてエクスポーターというものを使用して情報の収集を行うようなので、適当なサーバーを対象に情報の収集を行ったりしてみたいと思います。
その後は、k8s のクラスタや Pod の情報収集が可能なるようにしていきたいと思います。
ではまた次回お会いしましょう。
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参考情報
Prometheus実践ガイド クラウドネイティブな監視システムの構築(書籍)
公式ドキュメン(トhttps://prometheus.io/docs/introduction/overview/)