HCI(ハイパーコンバジードインフラストラクチャ)の一種である、VxRailについて
機会があったので調べてみました。
その内容をまとめ、個人的な見解を入れたものが当記事となります。
あまり技術的な内容ではないですので、予めご了承ください。
HCIとは、従来のサーバーと外部ストレージ、それを接続するストレージネットワーク
という3層の構造を1つにまとめたものです。
現在、市場をリードしているのはAHV(Nutanix)とVxRail(DELL_EMC)といった製品です。
今回はVxRailについての内容となりますが、VxRailはVMware製品(vSphere ESXi、vSAN)
を使用してHCIを構成しています。
複数の物理サーバーにESXiを導入し、各物理サーバーのローカルディスクをvSANで
共有ストレージとして利用する構成です。
VxRailを含むHCIですが、何がメリットとなるかというと以下の点がよく挙げられています。
1.導入が簡単
2.管理が簡単
3.拡張も簡単
1.については実際に実機を導入してみないことには何とも言えないので、
正直なところ不明です。
ただ、セミナー等を視聴するとセッティングをDELL_EMCで行ってから配送
してくれるようなのでそういうことであれば簡単といえると思います。
2.および 3.についてですが、こちらも実際にVxRailを使ってみない事には
何とも言えないとなりますが・・・
こちらはVMware社のハンズオンラボで誰でも操作してみることができるので、
そちらで実際に体験をしてみました。
※こちらからメールアドレスとパスワードでログイン可能です。
https://labs.hol.vmware.com/HOL
今回私がやってみたのは「HOL-0301-01-HCI」というラボになります。
実際に作業してみたところ、ストレージ機器のシリアルなどの情報をvSphere Clientから
確認でき、ディスクの交換やノードの拡張に、システムのアップデートも行うことができました。
・シリアルナンバー(赤枠)等、ハードウェアの情報が見れるGUIの画面
・ディスクリプレースの作業も手順の中でやってみることができました。
以下のように、基本的にはボタンを押していくだけで処理が進みます。
この後にも処理が続きますが、どのような画面になるかは実際に試していただければと思います。
・vCenterに管理されていてVxRail に組み込まれていないESXiホストを自動で検索し、
追加可能なESXiホストがあれば追加かを行うことができます。
クラスターの「configure」から「Add VxRail Host」を選択し、右上の「ADD」
ボタンから追加可能です。
・VxRailのシステムアップデートもGUIから実施可能です。
1時間~2時間くらいでラボを完了できるため、少し時間の空いた時にできますし、
何度もやり直せるのでおかしなエラーが出たとしても、もう一回ラボを展開すればいい
ので気楽に作業できます。
手順等はマニュアルなどでも知ることはできますが、実行した際に実際にどんな動き方をするのか、どのようなメッセージが表示されるのかなど、やはり動かしてみないとわからないこともありますので、このようなHOLを見つけたら活用していきたいですね。
今回は以上となります。