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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2019年12月6日金曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その10 Windows10をインストールしてみた


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次のブログネタの準備で仮想マシンにWindows10をインストールしようとしたところ、以下の画面が表示されました。ドライバーが必要なようです。


Googleで検索してみたら、これらのブログや動画をみつけました。
Windows Server 2008(32bit版)を仮想マシンとしてAHVにインストールする その1
http://infraapp.blogspot.com/2017/05/windows-server-200831bitahv1.html
Installing windows 10 on Nutanix CE


Nutanix VirtIOが必要なようです。Nutanix VirtIOは、NutanixCEのダウンロードページからダウンロードできます。Nutanix VirtIOをダウンロードしてISOをマウントしてみるとこれらのファイルを確認できます。


ダウンロードしたNutanix VirtIOのISOファイルをNutanixのイメージに登録して仮想マシンにマウントできるようにします。


アップロードしたISOを仮想マシンにマウントします。仮想マシンの電源がオンの場合は、オフにしてから仮想マシンにCD-ROMドライブを追加します。電源オンのままだと以下のようにメッセージが表示されます。


VirtIOのISOを展開してWindows10から該当するフォルダを選択してOKをクリックします。この環境では、”amd64”を使用します。


インストールするドライバーを選択します。Nutanix VirtIO SCSI pass-through controller”を選択して、”次へ”をクリックします。


インストールするドライブが表示されます。ドライブを選択して”次へ”をクリックします。


インストール中。。。


インストールが終わり初期セットアップ画面が表示されました。


Nutanix上でWindowsを動かしたいときはVirt IOを利用すればよさそうです。

Windows仮想マシンのインストールについて書籍に書かれているのか?と思い、Googleで検索してみました。以下の書籍の第4章に詳しく書かれていましたので、これを読むのが良いかもしれません。

Nutanix Hyper Converged Infrastructure入門

今回はこの辺で。それでは。

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その9 NCC Health Checkを確認してみた

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前回はアラートを確認しました。今回はその続きです。
前回、NTPに関するアラートを2つ確認しました。そのうち1つのアラートに記載されていたKBの内容に従ってNCC Health Checkをやってみたいと思います。
該当KB4519:NCC Health Check: check_ntp
そもそもNCCとは何でしょうか?Nutanixバイブルを調べてみたら、Nutanix クラスターチェック(NCC)と記載されてました。どうやらNutanixクラスターの健全性を確認できるコマンドのようです。健全性モニタリングについては、以下のドキュメントもありました。
Nutanix Prism 5.5 健全性モニタリング
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v55-JP:wc-health-management-wc-c.html#concept_erx_rgf_qn
それでは、実際にコマンドを実行してみます。KBにコマンドが記載されています。



CVMから実行するようです。Nutanix CVMにSSHでログインして以下のコマンドを実行します。
ncc health_checks run_all 
結果が表示されるまでしばらく待ちます。


結果を確認します。NTPは問題ないようです。その代わりにいくつかまたエラーが検出されました。


エラーの概要説明と該当するKBが案内されます。


全部確認するのは時間がかかりそうなので、簡単にできそうなINFOレベルのDNSだけ直してみたいと思います。該当KBは3005:NCC Health Check: dns_server_checkです。KBを見るとDNSサーバーを1つしか設定していないため、INFOレベルのメッセージが表示されていることがわかります。Prism WebコンソールよりDNSサーバーを追加します。今回はGoogleDNSとローカルのDNSを追加しました。


再度、CVMからncc health_checks run_all コマンドを実行して表示結果を確認します。先ほど表示されていたInfoレベルのDNSのメッセージが消えていること、サマリのInfoの数値が4→3へ変更されたことを確認します。



このようにコマンドを実行して1つずつ確認していけばよさそうですね。PrismWebコンソールを再度確認します。緑色の丸が表示されています。緑色の丸の右側にある▽をクリックすると内容を確認できます。Health checkが100%になっています。詳細を確認します。”すべてを表示タスク”をクリックします。


Health checkのタスクが成功していることを確認できます。


PrismWebコンソールよりアラートのベルのアイコンをクリックして表示された2つのNTPのアラートを解決済みに変更します。2つともに”解決する”をクリックします。


PrismWebコンソールよりアラートのアイコンが黄色から変更されたことを確認します。
※アラートのアイコンがグレーで2となっているのは、先ほどNCCコマンドを実行して新たなINFOレベルのアラートが見つかったためです。


今回はKBに書いてあったコマンドを実行してみました。NCCチェックはPrismWebコンソールからも実行できます。


CLIから実行した場合とPrismWebコンソールで実行した場合の違いは以下のブログで解説されてますのでそちらをご覧ください。
[Nutanix] NCC結果の違いについて
今回はこのへんで。それでは。