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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2026年10月29日木曜日

HCIとNutanix

 突然ですが、「HCI」や「Nutanix」という言葉を耳にすることが増えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

けれど、言葉は知っていてもその内容をよく知らないという方もいらっしゃると思います。

私自身、当初は「仮想化...?Nutanix...?HCI...?」といった感じで、右も左もわからない状態からスタートしました。
まだまだ駆け出しのエンジニアですが、ようやくこの世界のことが分かってきた気がします。

さて、ここからはNutanixとHCIについて触れていきたいと思います。

そもそも、HCIとは?


HCIとは、Hyper Converged Infrastructure(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ) の略で、直訳すると「超・統合された・基盤」というわけです。これだけではよくわからないと思うので、順を追って説明していきます。

これまでの仮想化インフラは 、「サーバー・SANスイッチ・共有ストレージ」を組み合わせた3 Tier 構成が主流でした。
しかし、物理的なハードウェアの調達コストや、機器ごとの管理が煩雑になったり、拡張時の柔軟性に欠ける点が課題となっていました。

その後、CI(Converged Infrastructure)という3 Tierのハードウェアを一つに統合したパッケージ製品が登場しましたが、こちらも3 Tier構成と同様、拡張時の柔軟性に欠ける点が課題となりました。

そこで登場したのがHCIです。

CIは内部的には3 Tier構成となっていましたが、HCIはサーバー内にストレージも統合し、SANスイッチや共有ストレージも複雑な配線も不要となり、構成が非常にシンプルです。



このHCI市場のリーダー的企業がNutanixというわけなのです。

Nutanixの5つの特徴


一つ一つ挙げていくとキリがありませんので、今回はおおまかに5つの特徴を簡単にご紹介します。

1.シンプルな運用管理を提供する「Prism」

単一のコンソール画面で仮想化インフラを管理・運用することができます。
これにより、機器ごとに管理画面を確認する必要がなくなり、運用負荷の軽減や設定の複雑さから解放されます。

2.優れた柔軟性

Nutanixに限らずですが、HCIではクラスター構成で運用するのが基本となります。
小さな環境から始めて、ワークロードが増加してきたときにノードを追加するだけで、処理能力や容量を拡張することができます。
また、ノードの保守契約が満了を迎えた時も、クラスターに新しいノードを追加して、古いノードを切り離すだけで作業が完了します。

3.高い可用性

ハードウェアに万が一障害が発生しても、冗長係数に応じてデータがほかのノードへ分散・保持されるため、クラスターの可用性が保たれます。

4.ハードウェア・ハイパーバイザーの自由な選択

Nutanixはソフトウェア製品のため、価格や使いやすさなど利用者のニーズに合わせて自由に組み合わせてハードウェアを選択することができます。
また、使い慣れたVMware ESXiやMicrosoft Hyper-Vも利用可能なだけでなく、Nutanixが独自に開発したAHVも追加の費用なく利用可能です。
特定のベンダーに縛られることなく、柔軟にハイパーバイザーを選択することができます。

5.ハイブリッドクラウドの実現

Nutanixはオンプレミス環境のみならず、サービスプロバイダやパブリッククラウド環境などと連携させてハイブリッドクラウド環境を構築することができます。


今回はHCIとは何か?Nutanixの5つの特徴について簡単ではありますが、解説しました。
次回以降でAOS,AHV,CVMなどのNutanixが提供する機能について、ハンズオン形式で発信していきたいと思います。

次回は、Nutanix 環境を無償で検証できる「Nutanix CE(Community Edition)」のインストールについて解説していきます。