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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2024年10月31日木曜日

vCenter インストール時の 1ノード vSAN について確認してみる。インストール編

今回は、久々にvSphereに関する内容です。
よく検証でvCenterをインストールしますが、その際に目にはしていたけど結局使ったことなかったなという機能を今回は試してみたいと思います。

マニュアルで言うとこの内容ですね。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/8.0/vsan-planning/GUID-88B7E093-988E-48E4-A1BB-9A357D8BAC38.html

シングルホストのvSANが構築されるようなので、それができる事とそこへESXiを追加して合計4台でvSANを組む構成にできるか試してみようと思います。

まず環境です。

vCenter
 snt-vc01.snt.lab
ESXi 4台
 snt-esxi01.snt.lab
snt-esxi01.snt.lab
 snt-esxi01.snt.lab
 snt-esxi01.snt.lab
AD/DNS
 ad01snt.lab

ドメイン
 snt.lab

まず、構築済みのESXiにvCenterを仮想マシンとして構築しましょう。
ISOイメージからインストーラーを起動します。
通常と違うのはストレージ選択の部分なのでその部分だけ解説します。

ここで、選択肢を「ターゲットホストが含まれる新しいvSANクラスタにインストール」に切り替えます。

データセンタ名とクラスタ名を設定するとvCenterにそれぞれ作ってくれます。
今回vSAN ESAは無効にしています。

ディスクをキャパシティとキャッシュに振り分けます。
キャパシティに変えたいディスクを選択して、キャパシティの要求をクリックします。

キャッシュからキャパシティに変わりました。
容量が少ない場合は、シンディスクモードの有効化を忘れずにチェックしておいてください。

あとはネットワークの設定をしてインストールを実行します。

インストールが完了しました。

vSANのディスク管理を見てみると、ホストが1台だけでvSANが組まれていることがわかります。

データストアのサマリを見ると1台分のキャパシティディスクのサイズだとわかります。

ちなみにこの時点では、VMkernelにvSANの機能を持っていません。
シングルで他のホストと通信する必要がないので当たり前といえば当たり前ですが、なんか不思議ですね。

今回はここまでになります。
次回は、このvCenterにホストを追加して、現状の1ノードvSANにホストを追加するための準備を行いたいと思います。