今回は、vCenter Update Manager(VUM)の後継に当たる機能「vSphere Lifecycle Manager(vLCM)」について調べてみました。
VUM自体はESXiのパッチを管理する機能として登場し、機能拡張でゲストOSのパッチも管理する機能が追加された
ことがあったと思いますが、一瞬でその機能がなくなったのは不評だったんでしょうねぇ。
個人的には、使う人は使うけど使わない人は使わない(esxcliとかコマンドを使う)という印象。
勝手にパッチをダウンロードしてきたり、勝手に当てられたりしたら困るという印象が強いんじゃないかと思います。
設定次第なんですけどね。
では、いつもどおりVMwareのブログを読んでいきたいと思います。
https://blogs.vmware.com/vsphere/2020/04/vsphere-7-patching-lifecycle-management.html
VUMと機能違いとしては以下のようです。
・ホストベンダーのアドオン(OEMで追加されているパッケージ)にも対応した
・対応しているベンダーのファームウェアやドライバにも対応した
・適用単位がクラスター単位となった。
機能が追加され、クラスタ単位で統一性を保ちましょうという考え方になったようです。
今のところNSXの管理には対応していないようですね。
以前あったゲストOSのパッチ管理は、既に他の製品(WSUS等)で行うことが浸透していたこともありましたが、
ハードウェア方面は構築時のままということもあるでしょうし、この機能で確認や管理、修正が簡単に
行えるようになれば良いなとは思います。
ただ、出たての機能(安定して使えるかどうか不明)であることと、ダウンロードする場合インターネットに
つながっていないといけないのがセキュリティ的に容認されない場合が多いんじゃないかというのがネック
になってくるんじゃないでしょうか。
今月は以上になります。