今回はvCenterで作成したコンテンツライブラリを別のvCenterで使ってみようと思います。
コンテンツライブラリを作成したvCenterをvCenter-Aと呼び、コンテンツライブラリを使わせてもらう方のvCenterをvCenter-Bと呼ばばせてもらいます。
すでにコンテンツライブラリは作成してあるので、作成後に何をするのかというお話になります。
まずコンテンツライブラリが他のvCenterから使える公開された状態にあるかどうかという部分の確認です。
公開されている状態というのがどういうことかといいますと、以下のようにアクセス用のURLが発行されているかどうかとなります。
この公開状態にするには作成時に公開する方法(今回はこれで作成しました。)
もしくは、あとから設定を公開に変更するかのどちらかです。
コンテンツライブラリの設定編集を開くと、公開するかどうかのチェックがあるのでそれをチェックするとURLがコピーできるようになります。
設定を保存すると、最初に紹介したようにサマリでも確認できます。
公開されているURLをコピーしたら、使いたい方のvCenter-Bにログインします。
コンテンツライブラリを作成する際に、公開されているコンテンツライブラリをURLで指定して作成します。
これでコンテンツライブラリを共有することができました。
この状態のvCenter-Bでコンテンツライブラリの各アイテムを見ると「ローカル」が「いいえ」となっています。
これは、アイテム自体はあることは知っているけどまだ自分のところには持ってきてないので使えませんよという状態です。
そのため、ローカルに持ってきてもらって使えるようにする必要があります。
そのためには何をするかというと、アイテムの同期という処理をします。
アイテムをローカルに保存出来たら「ローカル」でも「はい」と表示されvCenter-Bでも使えるようになります。
OVF & OVA テンプレートの方も同様です。
アイテムを同期してローカルを「はい」にします。
同期がの処理がタスクとして現れます。
処理が終わるとローカルが『はい』となり使えるようになります。
ちゃんとコンテンツライブラリからのISOマウントや、テンプレートからの作成が選べますね
ちなみにですが、このコンテンツライブラリにvCenter-B側から新規のアイテムを追加することはできません。
使いたいアイテムを増やしたい場合は、vCenter-AにアイテムをインポートしてからvCenter-Bでアイテムの同期を行う必要がありますのでご注意ください。
ちなみに今回は利用するアイテムを個別に同期しましたが、コンテンツライブラリのサブスクライブ時にコンテンツライブラリ内のアイテムをすべて同期させるようにすることができます。
こちらの一番下にあるチェックですね。
ただ、これをやるときはコンテンツライブラリの中に大量のアイテムがない場合をお勧めします。
一気に同期をしてかなり時間がかかったりしますので・・・。