検証でZabbixを構築することがあります。毎度、手順を調べる時間を削減したいのでここにやってみた時の内容をまとめることにしました。私は家に利用できるコンピュートリソースがないので、1時間1円から利用できるIDCFクラウドを利用します。キャプチャも多くなるので6回に分けて記載します。
前回はDBサーバーを設定しました。
今回はZabbix WebサーバーへアクセスしてZabbixの初期設定を行います。
- 参考になったサイト、ブログ
- 仮想マシン作成
- Zabbix Webサーバー設定
- Zabbix Appサーバー設定
- Zabbix DBサーバー設定
- Zabbix Webコンソールへアクセス ←今回
操作端末のブラウザよりIDCFクラウドで設定したゲートウェイのIPアドレスにアクセスします。Zabbixの初期セットアップ画面が表示されます。”Next step”をクリックします。
必要要件を満たしているか確認します。下へスクロールします。
すべてOKと表示されていることを確認し、”Next step”をクリックします。
Zabbixで利用するDBサーバーの情報を設定します。DBサーバーのIPアドレス、データベース名、データベースユーザー名、パスワードを入力し、”Nextstep”をクリックします。
Zabbixサーバーを設定します。IPアドレス、サーバー名を入力し、”Next step”をクリックします。
内容に間違いが無いか確認し、”Next step”をクリックします。
セットアップが完了すると下記画面が表示されます。”Finish”をクリックします。
ログイン画面が表示されます。デフォルトのID、パスワード、Admin/zabbixを入力し、Sign inをクリックします。
ログインすると下記のように表示されます。
日本語表記へ変更します。右上の人型のアイコンをクリックします。
LanguageのプルダウンメニューよりJapaneseを選択し、”Update”をクリックします。
日本語表示になりました。
試しにディスカバリを設定します。上部メニューより設定→ディスカバリの順番でクリックします。Local networkをクリックします。
IPアドレスの範囲、更新間隔、チェック項目を変更します。
IPアドレスの範囲:10.11.0.1-254
更新間隔:1s(今回は時短のため短くしています)
チェック:ICMP pingを追加
最後にディスカバリルール有効のチェックボックスをオンし、更新をクリックします。
ディスカバリルールが更新されました。
しばらくすると、監視データ→ディスカバリに検出されたノードが表示されます。
今回は6回に分けて、ZabbixをWeb + App + DB構成で作成してみました。
Zabbixを初めて設定する場合は、このように分離して作成した方が理解しやすいかと思います。
余談ですが、Zabbixを構築したら最初に保存期間の設定を変更しておいた方が良いかと思います。デフォルトで365日保存なので。DBのディスク容量を小さく作るとDBのディスクがいっぱいになってZabbixが止まります。変更方法は、上部メニューより管理→一般設定を表示し、右上のプルダウンメニューより”データの保存期間”をクリックします。
デフォルトではデータ保存期間が365日になっているので好きな値に変更します。
それでは。