このブログは、Advent Calendar 2018 大國魂(ITブログ) の10日目のブログです。
2日遅れの投稿です、、、。私のAdvent Calender 2018での投稿は、これが最後です。
前回、”Nutanix CEを試してみた その4”では、ストレージコンテナや仮想マシン用のネットワークなどを設定しました。今回は、Nutanix CEの上に仮想マシンを作成してみます。
今回のブログは、少し長めです。
<Nutanix-CEを試してみた>
- Nutanix CEを試してみた その1 Nutanix CEって何?
- Nutanix CEを試してみた その2 Test Driveを使ってみた+Nutanix CEのインストール準備
- Nutanix CEを試してみた その3 Nutanix CEをインストールしてみた
- Nutanix CEを試してみた その4 日本語表示に変えてみたりストレージコンテナとかVM用ネットワークとかを設定してみた
- Nutanix CEを試してみた その5 仮想マシンを作成してみた ← 今ここ
今回は以下のステップで実施します。
それでは始めます。
- NutanixへのISOファイルの登録
まず、インストールするCentOSのISOファイルをNutanix CEに登録します。
Nutanixのトップ画面右上の歯車アイコンをクリックします。
表示されたメニューより”イメージ設定”をクリックします。
”イメージをアップロード”をクリックします。
登録に必要なパラメーターを設定、ISOファイルをアップロードして”保存”をクリックします。
ISOファイルの登録が開始されます。
ISOファイルの登録が完了するとトップ画面が表示されます。
登録時と同じ手順で再度イメージ設定を確認するとISOが登録されたことを確認できます。
- 仮想マシン作成、起動、動かない、、、
画面右上の”仮想マシンを作成”をクリックします。
仮想マシンに割り当てるリソースを設定します。
今回は以下のリソースを割り当てます。
vCPU:1
CPUコア:1
メモリ:2GB
画面を下へスクロールして、”Disks”よりディスクリソースを割り当てます。
”Add New Disk”をクリックします。
パラメーターを設定して、”Add”をクリックします。
今回は以下を設定します。
Type : Disk
Operatiaon : Allocation on Storage Container
Bus Type : SCSi
Storage Container : vm-storage-container-01
Size : 16GB
ディスクが追加されました。
インストールで利用するISOファイルを設定します。
CD-ROMの横にあるアイコンをクリックします。
先ほどアップロードしたCentOSのISOファイルを選択して”Update”をクリックします。
CD-ROMが設定されたことを確認します。
CD-ROMの横の表示が変更され、”EMPTY=false”と表示されています。
次にNICを追加します。
Network Adapters(NIC)より”Add New NIC"をクリックします。
前回、Nutanix CEを試してみた その4で設定したネットワークを選択します。
仮想マシンに設定するIPアドレスを入力して、”追加”をクリックします。
NICの設定が反映されたことを確認します。
最後に”Save”をクリックして仮想マシンを作成します。
仮想マシンの作成が開始されます。
仮想マシンの作成が完了すると、仮想マシンの数が増えます。
”テーブル"タブをクリックします。
作成した仮想マシンを確認できます。
仮想マシンを起動します。”Power on”をクリックします。
起動中、、、
起動が完了すると、左側のアイコンが緑色に変化します。
仮想マシンのコンソール画面を表示します。”Launch Console”をクリックします。
あれ、、、
CentOSのインストール画面が表示されない、、、。
以下の記事にこんな記載がありました。
ESXi で Nested Nutanix CE を構成してみる。(ce-2018.01.31-stable 対応版)
これをやらないとダメなようです。
- CVMにログインしてacliコマンドを実行
以下の資料で紹介されています。
ACLIとは?
・ACLIは、”ACROPOLIS COMMAND-LINE INTERFACE”の略
・ACLIでホスト、ネットワーク、スナップショット、仮想マシンの管理ができる
・コントローラー VMにSSH接続して利用できる
確認したサイト:日本語で書かれたブログやNutanixバイブルでも紹介されていました。
Nutanix Support Portal ACROPOLIS COMMAND-LINE INTERFACE (ACLI)
では、実際にやってます。
Nutanix CVMにSSHでログインします。
ログインして確認したコマンドを実行します。
コマンドを確認したブログ:今回は以下のようにコマンドを実行します。今回の対象となる仮想マシン名は、”CentOS7”です。仮想マシンの電源がオンなのでエラーになりました。
ESXi で Nested Nutanix CE を構成してみる。(ce-2018.01.31-stable 対応版)
仮想マシンの電源をオフにします。
再度、コマンドを実行します。
仮想マシン名の横に”complete”と表示されたことを確認します。
- 仮想マシンにCentOSをインストール、動いた!
インストール画面が表示されました!!
インストール時にネットワーク設定を有効にすると、Nutanix CEで仮想マシンを作成した時に設定したIPアドレスが割り当てられたことを確認できます。
デフォルトルートには前回、Nutanix CEを試してみた その4で設定したネットワーク設定の情報が反映されています。
CentOSインストール中、、、。
インストール完了。
Nutanixの外部とも通信できました。
私が作成したNutanix CEと仮想マシンのネットワーク環境は以下となります。
Nutanix CE(シングルノードクラスタ)
10.250.228.21:ホスト
10.250.228.22:CVM
10.250.228.23:VIP
10.250.228.24:ISCSI
仮想マシン
172.16.0.100:CentOS
検証基盤上のLab内ルーター今回、仮想マシンのIPアドレスは、Nutanix CEとは違うネットワークセグメントを利用しています。外部との通信は、Lab内のルーターでルーティングされています。VLANは利用していないので、同じL2セグメントに2つのネットワークセグメントが同居しているような構成です。
172.16.0.1:VyOS
10.250.228.254:VyOS
Nutanixのネットワークは以下の情報を参考にしました。
Nutnaix CEの上でACLIからコマンドを実行した仮想マシンを起動すると、OSがインストールされていない仮想マシンでは以下のように2048で遊ぶことができます。
ちゃんと遊べます。
Nutanix CE、構築できるリソースがあれば簡単にNutanix環境を構築できて良いですね。
Nutanix CEは、いろいろな方が日本語で情報発信をされているので、迷わずに試すことができてとても助かりました。また今度何かやってみようと思います。
複数ノードを利用したクラスタの構成や、どこかのベアメタルクラウド、Nested KVMが動くクラウドなどでも試してみたいと思います。それでは。