今回は ”旅先から自宅への接続方法” について考えてみたいと思います。
我が家のインターネット回線は、公開サーバー設定不可、固定IPアドレスも利用できません。インターネット回線を変えればよいのですが、現状の回線でも通信環境が良いときで80Mbps、かなりよいときでは100Mbpsを超えており、在宅ワークに全く支障がないことや住宅設備が古い(VDSLのみ)などの事情により回線変更は断念しています。公開サーバーの設定ができないとなると、クラウドなどトンネルを終端できる場所と自宅との間でVPNなどトンネルを構築する必要があります。
最近流行りのSD-WANやSASEが利用できれば簡単に実現できそうですが、個人事業主の(しかも)ワーケーション利用のため、そのためにSASE/SD-WANを導入するのは非現実的です。しかし、クラウドを利用するのは必要な期間だけの課金で済みそうなので良さそうです。そこで今回は自宅とクラウドとの間をIPsec VPNでつなぐことを前提として考えてみたいと思います。
旅行先は "東南アジア" を想定しています。旅先から直接日本へ接続するか、東南アジアのリージョンを経由して日本へ接続させるか。現地の通信状況や距離を考慮すると旅先から日本へ直接接続するよりも旅先の最寄りのクラウドリージョンへ接続して、そこから日本の自宅へ通信するのが無難なように思います。
旅行期間の想定は短くて1週間~長くて1か月までだそうです。VPNは旅行期間中、常時接続させたままにするため、費用も気になります。(実際には利用する日だけ、日本にいる私が設定すればよいのですが、今回はひとまず常時接続とします。)
東南アジアには、AWS、Azure、GCPなど主要クラウドのリージョンがあります。この中から検討するのが良さそうです。クラウドを利用する前提ならば、旅先で利用するPCからクラウドへどのように接続するか、、、。
次回は、クライアントからクラウドリージョンへの接続方法を検討してみたいと思います。その結果をふまえて利用クラウドの検討と費用試算を試みようと思います。
それでは。