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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2025年1月31日金曜日

vCenterのコンテンツライブラリを使ってみる。その2 テンプレートとOVFをインポートして使ってみる。

今回は仮想マシンのテンプレートとOVFファイルをコンテンツライブラリにインポートして利用する方法をやっていきます。

仮想マシンテンプレートのインポート

仮想マシンのテンプレートをコンテンツライブラリにインポートする場合、仮想マシンのクローンから「テンプレートとしてライブラリにクローン作成」をクリックします。

テンプレートの名前とテンプレートをどのフォルダに格納するかを指定して「次へ」をクリックします。

テンプレートを登録するコンテンツライブラリを指定して「次へ」をクリックします。

コンテンツライブラリを管理するESXiを指定して「次へ」をクリックします。

コンテンツライブラリを配置するデータストアを指定して「次へ」をクリックします。

「完了」をクリックします。

処理が完了するとコンテンツライブラリにテンプレートが登録されます。


仮想マシンのOVFのインポート

今度は仮想マシンのOVFをコンテンツライブラリにインポートしてみます。
OVFをインポートする場合は仮想マシンをテンプレートにした状態で右クリックから「ライブラリにクローン作成」をクリックします。

今回は新しく作るため、新規テンプレートを選び格納するコンテンツライブラリの指定とテンプレートの名前を指定して「OK」をクリックします。

処理が完了するとコンテンツライブラリに登録されます。

コンテンツライブラリに登録したテンプレートとOVFを利用するにはそれぞれのアイテムに進んでアクションから可能です。

テンプレートの利用

OVFの利用

次回は別環境のvCenterから作成したコンテンツライブラリを利用する方法についてやっていこうと思います。

vCenterのコンテンツライブラリを使ってみる。その1 コンテンツライブラリ作成とISOイメージのインポート

vCenterには、仮想マシンのテンプレートやOVF、IOSイメージを格納して利用できるコンテンツライブラリがあります。
このコンテンツライブラリはvCenter A で作成したものを、別環境のvCenter Bにインポートして使うことができるので結構便利です。
あまり使われているのを見なかったので具体的にどう使うのかを紹介しようと思います。

コンテンツライブラリの作成
vSphere Clientで「≡」から「コンテンツライブラリ」を表示します。
「作成」をクリックします。
名前を入力して「次へ」をクリックします。
今回は後で別のvCenterでもコンテンツライブラリを利用する予定なので「公開の有効化」をチェックして「次へ」をクリックします。
セキュリティ ポリシーの手今日は何もせず「次へ」をクリックします。
ストレージでは、ISOや仮想マシンテンプレートの置き場となるデータストアを選んで「次へ」をクリックします。
「完了」をクリックしてコンテンツライブラリを作成します。
コンテンツライブラリにアイテムとしてISOイメージをインポートする。
作成したコンテンツライブラリには、仮想マシンテンプレート、仮想マシンのOVF、ISOイメージが格納できます。
ISOイメージのインポートをやっていきます。

コンテンツライブラリに入り「アクション」からアイテムのインポートをクリックします。
ローカルファイルを選択し「ファイルのアップロード」をクリックします。
アップロードするISOイメージを選択します。
「インポート」をクリックします。
インポートの処理が完了すると「その他アイテム」にアップロードしたISOイメージが表示されます。
コンテンツライブラリにインポートしたISOイメージは、仮想マシンを作成するときに使うことができます。
こちらは仮想マシンの新規作成時の画面となりますが、仮想マシンのCD/DVDドライブでコンテンツライブラリISOファイルを選択します。
マウントするISOイメージをコンテンツライブラリから選んで使うことができます。
共有データストアにISOイメージを置いて使うときとほとんど使い方は同じです。
vCenterと接続できればいいのでESXiに直接ファイルを送るよりは使いやすいかなと思います。
次回は仮想マシンテンプレートと仮想マシンのOVFをインポートして使う手順を説明したいと思います。