vCenterには、仮想マシンのテンプレートやOVF、IOSイメージを格納して利用できるコンテンツライブラリがあります。
このコンテンツライブラリはvCenter A で作成したものを、別環境のvCenter
Bにインポートして使うことができるので結構便利です。
あまり使われているのを見なかったので具体的にどう使うのかを紹介しようと思います。
コンテンツライブラリの作成
vSphere Clientで「≡」から「コンテンツライブラリ」を表示します。
「作成」をクリックします。
名前を入力して「次へ」をクリックします。
今回は後で別のvCenterでもコンテンツライブラリを利用する予定なので「公開の有効化」をチェックして「次へ」をクリックします。
セキュリティ ポリシーの手今日は何もせず「次へ」をクリックします。
ストレージでは、ISOや仮想マシンテンプレートの置き場となるデータストアを選んで「次へ」をクリックします。
「完了」をクリックしてコンテンツライブラリを作成します。
コンテンツライブラリにアイテムとしてISOイメージをインポートする。
作成したコンテンツライブラリには、仮想マシンテンプレート、仮想マシンのOVF、ISOイメージが格納できます。
ISOイメージのインポートをやっていきます。
コンテンツライブラリに入り「アクション」からアイテムのインポートをクリックします。
ローカルファイルを選択し「ファイルのアップロード」をクリックします。
アップロードするISOイメージを選択します。
「インポート」をクリックします。
インポートの処理が完了すると「その他アイテム」にアップロードしたISOイメージが表示されます。
コンテンツライブラリにインポートしたISOイメージは、仮想マシンを作成するときに使うことができます。
こちらは仮想マシンの新規作成時の画面となりますが、仮想マシンのCD/DVDドライブでコンテンツライブラリISOファイルを選択します。
マウントするISOイメージをコンテンツライブラリから選んで使うことができます。
共有データストアにISOイメージを置いて使うときとほとんど使い方は同じです。
vCenterと接続できればいいのでESXiに直接ファイルを送るよりは使いやすいかなと思います。
次回は仮想マシンテンプレートと仮想マシンのOVFをインポートして使う手順を説明したいと思います。