Packetのネットワークを調べてみた
PacketはPure L3 Networkで構成されているそうで
デフォルトではL3での通信となるようです。
参考:Project Calico
参考:
CalicoによるKubernetesピュアL3ネットワーキング
<サーバーのNIC>
各サーバーは、2 x 1Gbps銅線または、2 x 10Gbps SFP +を持つ
Type0
1Gbpsネットワーク(2×1Gbps / TLB)の完全なハードウェアの冗長性
アクティブ/アクティブのボンディング(チーミング)はありません。
Type1
2Gbpsボンデッドネットワーク(2×1Gbps / LACP)
完全なハードウェア冗長性とアクティブ/アクティブのボンディング(チーミング)。
タイプ2
20Gbpsボンデッドネットワーク(2×10Gbps w / LACP)
完全なハードウェア冗長性とアクティブ/アクティブボンディング(チーミング)
Type2A
20Gbpsボンデッドネットワーク(2×10Gbps w / LACP)
フルハードウェア冗長性とアクティブ/アクティブボンディング(チーミング)
タイプ3
20Gbpsボンデッド・ネットワーク(2×10Gbps w / LACP)
フル・ハードウェアの冗長性とアクティブ/アクティブ・ボンディング(チーミング)
<IPアドレス>
【プロジェクトへの割り当て】
プロジェクト毎に /56 IPv6 と/25 のローカル IPv4アドレスを付与される
(プロジェクト:テナントのようなものらしい)
【サーバーへの割り当て】
サーバーを作成すると3つのIPアドレスが割り当てられる。
プライベートIPv4
(プロジェクトのプールから割当)
IPv6
(プロジェクトのプールから割当)
パブリック IPv4(グローバルアドレス)
(PacketのIPプールから割当)
※サーバーを削除すると消える。
IPv4グローバルアドレスを継続利用したい場合は、ElasticIPを利用する。
<Elastic IP>
【金額】
IPアドレスあたり$ 0.005 /時間($ 3.60 / 月)
【利用用途】
・IPv4グローバルアドレスの永続利用
・サーバーへのグローバルアドレス追加
<サーバーデプロイ時に設定されるACL>
サーバープロビジョニング中にサーバーが
接続されるスイッチポートにACLを自動割り当て。
プライベートIP利用で同じプロジェクト内の
サーバー間の通信が可能。
※同じロケーションのデータセンター内のみ許可
設定されたACLは、/ 25ブロックのIPからの
着信トラフィックだけを許可する。
<ネットワーク課金>
【無料なトラフィック】
・インバウンドトラフィック
・同じプロジェクト内のサーバ間トラフィック
(※同じロケーションのデータセンター内のみ)
・DDoS防御サービス Cloudflareへの通信
Cloudflare
・CDNサービス Limelightへの通信
Limelight
【有料】
・インターネットへのアウトバウンドトラフィック
・他のロケーションのデータセンターへの通信
・同一ロケーションで異なるプロジェクトへの通信
デフォルトレートは、$ 0.05 / GB
トラフィックが多い場合は値段が異なる。
おそらく、下記値段が該当するのかな?
<VPN>
Doormanというユーザー用の無料VPNサービスあり。
OpenVPNを使ったVPNが提供される。
<BGP>
ローカルBGP、グローバルBGP共にサポート。
グローバルBGP - 無料
(オンボーディングとレビューが必要)
ローカルBGP - 無料
<L2ネットワーク>
サーバーに提供される2つのNICの設定を変更して
Packetが提供するL2ネットワークを利用できるらしい。
Layer 2: Overview
Layer 2: Configurations
<マルチキャスト>
レイヤ3ネットワークトポロジではマルチキャスト非サポート。
利用する場合は、サーバー間でGREトンネルを設定。
Multicast with GRE
※:Packetのレイヤ2サービスはEVPNとVXLANで構成されるため、レイヤ2ネットワーク内でマルチキャストを利用できない。
<その他:参考ページ>
Quick Start Networking
FAQ Networking
Custom Subnet Size
Data Centers
Doorman Customer VPN
BGP