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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


2018年3月8日木曜日

【Packet】Packetを使ってみた その10 Layer2(VLAN)を使ってみた ~2.失敗編~

前回はLayer2(VLAN)機能がどのようなものか調べてみました。前回のブログはこちらです。
【Packet】Packetを使ってみた その10 Layer2(VLAN)を使ってみた
 ~1.Layer2機能について~
https://techblog-cidept.blogspot.jp/2018/03/packetpacket10layer2vlanlayer2.html
今回は実際にLayer2機能を利用してみました。先に今回の結論からお伝えすると、”こうやったら失敗してこうなった”、といった内容です。後日、ちゃんとLayer2機能を利用できたのでその内容は後日また書きます。

~失敗編~
まず、Packetのクラウドコンソールへ接続します。
プロジェクトの上部メニュータブより”IPおよびネットワーク”をクリックします。”IPおよびネットワーク”の左メニューより”レイヤ2”をクリックします。クリックするとレイヤ2機能の画面が表示されます。レイヤ2に関する説明が書かれています。最後の文字"here"をクリックしてレイヤ2の詳細情報を確認します。


Packet Help Centerの”Layer2:Overview”ページが表示されます。
利用する前に1度読むことをお勧めします。
Layer 2: Overview
https://help.packet.net/technical/networking/layer-2-overview


プロジェクトにVLANを作成します。
Packetのクラウドコンソールより”Add VLAN”をクリックします。



VLANを作成するデータセンターを選択します。
説明に後で識別しやすいように任意の文字列を入力します。最後に”追加”をクリックします。




VLANが作成されました。VLAN ID1097が作成されました。VLANに接続されたサーバーがないのでデバイスには”0”と表示されています。




新しくサーバーを作成してサーバーのNICをVLANと接続します。今回はCentOS7を2台作成します。2台共にVLANに接続しVLANを経由した通信ができるか確認します。クラウドコンソールの上部メニュータブより”サーバー”をクリックし、”サーバーの展開”をクリックします。



カリフォルニアのSJC1にタイプ2のサーバーを同じ設定内容で2台作成します。オプションよりSpot Market Optionsを設定しています。今回は、タイプ2のサーバーを1ドル/時間で利用できました。PacketはこのSpot Market Options機能を利用できるのでお得にサーバーを利用できてとても良いです。最後に”サーバーの展開”をクリックします。



サーバーの作成が開始されました。サーバー作成中を示す黄色のランプが点灯しています。サーバー名をクリックしてサーバーの詳細情報を確認します。"test-01"をクリックします。




サーバー名:test-01の詳細情報が表示されました。
左メニューよりネットワークをクリックします。




サーバーNICのネットワーク設定が表示されます。NICのデフォルト設定ではレイヤ3モードで動作しています。サーバーのデプロイ中ですが、モードの変更を試してみましょう。(※おそらく、デプロイ完了前にNICのモードを変更したのが今回のしくじりポイントだったのかもしれません。)ネットワークタイプ(モード)を変更します。”Convert to other network type”をクリックします。




ネットワークタイプのメニューが表示されます。デフォルトでは一番左の”レイヤ3”が設定されています。真ん中の”レイヤ2”はPacketがサーバー展開時に設定するグローバルIPやローカルIPを全部無くし、作成したVLANのみと接続します。”Mixed/Hybrid”は、サーバーにデフォルトで設定されるBondingインターフェースより1つのNICを切り離しVLANに接続します。BondingにはPacketがサーバーデプロイ時に割り当てるIPアドレスが設定されます。なので、インターネットやカスタマーVPN経由でのアクセスが簡単にできます。今回は、”レイヤ2”を設定します。Network Choose typeより”レイヤ2”をクリックします。



”レイヤ2”の設定画面が表示されました。NIC設定を”Bonding”または”Individual”から選択します。”Bonding”のまま、VLANに接続するか、それともバラバラにVLANに接続するかの違いのようです。今回は”Bonding”で設定します。”Bonding”を選択し”Convert to Layer2”をクリックします。


サーバーのNICがL3モードからL2モードへ変更されました。
NICにVLANを割り当てます。”ADD NEW VLAN”をクリックします。



インターフェースより"bond0"を選択し、ネットワークより作成したVLANIDを選択します。最後に”追加”をクリックします。



サーバーのNICにVLANが接続されました。



同じようにサーバー名:test-02もNICの設定を変更します。




サーバーがVLANに接続されると、レイヤ2画面のデバイスに接続数が表示されます。




クリックすると接続しているサーバー名を確認できます。




引き続き、サーバーのデプロイが完了するのを待ちます。しばらく待ってもサーバーのデプロイが完了しませんでした。そして、最終的には展開途中だったサーバーが、、



消えた、、、。
エラーで消滅したのか、それとも裏で動いているのかわかりませんでした。裏で動いていたら1ドル/時間なので、もし1日放置したら24ドル、30日で720ドル、、、。すぐにPacketサポートのチャットへ連絡して事象を確認してもらいました。どうやら展開時にエラー終了して消えてしまったようです。REST APIでサーバーが存在するか確認しても存在しない、クラウドコンソールのBillingで課金状況を確認しても課金が継続していないことを確認。ほっとしました。次回はデプロイが完了してからNICのモードを変更してみます。それでは。