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2019年12月7日土曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その11 PrismWebコンソールの”仮想マシン”画面を確認してみた その1


アドベントカレンダーに参加しています。

前回は、Nutanix上の仮想マシンにWindows10をインストールしてみました。
今回は、NutanixのPrismWebコンソールから”仮想マシン”画面を確認します。
以下の順で確認します。
  • 概要ページ
  • 仮想マシンの一覧
  • CVMのメモリ
  • 仮想マシンに実行できる項目
  • 確認できる情報
”仮想マシンを作成”や”ネットワーク設定”は、すでに実施したので省略します。
  • 概要ページ
Nutanixの”Prism Webコンソール”から”仮想マシン”の画面を表示します。
概要ページが表示されます。この画面で以下を確認できます。

  • ハイパーバイザの種類とバージョン
  • 仮想マシン数、HA設定、電源状態別の仮想マシン数
  • VMに割り当てたVCPUの合計と使用率、メモリの合計
  • コントローラIOPS別上位ゲスト仮想マシン
  • コントローラIOレイテンシ別上位ゲスト仮想マシン
  • メモリー使用率別上位ゲスト仮想マシン
  • CPU使用率別上位ゲスト仮想マシン
  • アラート、イベント

上位いくつまでの仮想マシンが表示されるのか、アラートやイベントはどのように表示されるのか、今度やってみようかと思います。


  • 仮想マシンの一覧

”仮想マシン”の画面の左上の”テーブル”をクリックすると、仮想マシンの一覧を確認できます。




  • CVMのメモリ
画面右上にある ”Include Controller VMs” のチェックボックスを有効にすると、Nutanix CVMの情報を確認できます。



この環境では、ホストに32GBのメモリーを割り当てています。CVMにはその半分の16GBのメモリーが割り当てられています。メモリーをもう少し小さくできないか調べてみたら、以下のブログで紹介されていました。起動してUIを見るだけなら8~10GBでも動くようです。
NTNX>日記
Nutanix CE で CVM のメモリ割り当てを製品仕様より下げてみる。
Qiita @hanakara_milk
Nutanix Community Edition用の機材について考えてみた2019年版(逸般的な誤家庭編)
”Nutanix CEを徹底的に楽しみ倒すのに必要なメモリ容量”は、92GBだそうです。今度、その環境をどこかのクラウドで作れるか知らべてみたいと思います。商用版Nutanix のCVMメモリサイズについて書かれているブログも見つけました。商用版ではCVMのメモリーを32GBにするのが良さそうです。
えっくすじゃ〜に〜
AOS 5.11のCVMメモリサイズ要件とは?

  • 仮想マシンに操作できる項目
仮想マシンの画面から仮想マシンに操作できる内容を確認します。
前回作成したWindows10仮想マシンを選択して画面を下にスクロールします。


グラフの上にある青い文字の項目を左から順に確認します。

”Manage Guest Tools”をクリックします。”Enable Nutanix Guest Tools"を有効にすると、以下のメニューが表示されます。


試しに”Mount Nutanix Guest Tools”を有効にしてみます。


仮想マシンを確認すると、"Nutanix Tools"がマウントされていることを確認できます。そもそも、Nutanix Toolsとは何でしょうか?これは、次回調べてみます。


コンソールはすでに試したので、次に"Power Off Actions"を確認します。Windows仮想マシンがすでに起動しているので"Power Off Actions"が表示されています。


仮想マシンの電源オフの操作を以下の5パターンから選べます。l


電源オフの動作詳細については、以下のサイトに記載がありました。
MANAGING A VM (AHV) 
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v511:wc-vm-manage-acropolis-wc-t.htm
仮想マシンの電源がオフの場合は以下の表示となります。


次に”Take Snapshot”を確認します。”Take Snapshot”をクリックすると、以下の画面が表示されます。スナップショットの取得は別の機会にやります。


次に”Migrate”を確かめます。

”Migrate”をクリックすると、以下の画面が表示されます。プルダウンをクリックするとホストが表示されました。


Migrate については、以下のブログで紹介されていました。そのうち、試してみたいと思います。
Nutanix CE でディザスタリカバリ。Part1: 準備編(Prism)
Nutanix Community Edition(ce-2015.07.16-beta)でライブマイグレーションを試してみた

次に”Clone”を確かめます。


”Clone”をクリックすると以下の画面が表示されます。クローンも後日確かめてみます。


最後に”Update”を確認します。


”Update”をクリックすると、以下の画面が表示されます。ここで仮想マシンの構成を変更できます。


電源オンの状態で何が変更できるのか気になったので調べてみました。Googleで検索して以下のドキュメントに記載があるのを見つけました。
MANAGING A VM (AHV)
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v510:wc-vm-manage-acropolis-wc-t.html
  • ドキュメントから確認した電源オンの状態で変更できること
    • vCPUの数
    • メモリ
vCPUやメモリのHot-Plug詳細については、以下のドキュメントに記載されています。
VIRTUAL MACHINE MEMORY AND CPU HOT-PLUG CONFIGURATIONS
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=AHV-Admin-Guide-v56:ahv-ahv-vm-memory-and-cpu-configuration-c.html
新しいOSのドキュメントで同様の記載を見つけられなかったので、最新のAHVのバージョンでは異なるかもしれません。電源オンの時に追加できるもの、できないものは今度試してみたいと思います。

長くなったので今回はこのへんで。次回はこの続きをやります。
それでは。

2019年12月6日金曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その9 NCC Health Checkを確認してみた

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前回はアラートを確認しました。今回はその続きです。
前回、NTPに関するアラートを2つ確認しました。そのうち1つのアラートに記載されていたKBの内容に従ってNCC Health Checkをやってみたいと思います。
該当KB4519:NCC Health Check: check_ntp
そもそもNCCとは何でしょうか?Nutanixバイブルを調べてみたら、Nutanix クラスターチェック(NCC)と記載されてました。どうやらNutanixクラスターの健全性を確認できるコマンドのようです。健全性モニタリングについては、以下のドキュメントもありました。
Nutanix Prism 5.5 健全性モニタリング
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v55-JP:wc-health-management-wc-c.html#concept_erx_rgf_qn
それでは、実際にコマンドを実行してみます。KBにコマンドが記載されています。



CVMから実行するようです。Nutanix CVMにSSHでログインして以下のコマンドを実行します。
ncc health_checks run_all 
結果が表示されるまでしばらく待ちます。


結果を確認します。NTPは問題ないようです。その代わりにいくつかまたエラーが検出されました。


エラーの概要説明と該当するKBが案内されます。


全部確認するのは時間がかかりそうなので、簡単にできそうなINFOレベルのDNSだけ直してみたいと思います。該当KBは3005:NCC Health Check: dns_server_checkです。KBを見るとDNSサーバーを1つしか設定していないため、INFOレベルのメッセージが表示されていることがわかります。Prism WebコンソールよりDNSサーバーを追加します。今回はGoogleDNSとローカルのDNSを追加しました。


再度、CVMからncc health_checks run_all コマンドを実行して表示結果を確認します。先ほど表示されていたInfoレベルのDNSのメッセージが消えていること、サマリのInfoの数値が4→3へ変更されたことを確認します。



このようにコマンドを実行して1つずつ確認していけばよさそうですね。PrismWebコンソールを再度確認します。緑色の丸が表示されています。緑色の丸の右側にある▽をクリックすると内容を確認できます。Health checkが100%になっています。詳細を確認します。”すべてを表示タスク”をクリックします。


Health checkのタスクが成功していることを確認できます。


PrismWebコンソールよりアラートのベルのアイコンをクリックして表示された2つのNTPのアラートを解決済みに変更します。2つともに”解決する”をクリックします。


PrismWebコンソールよりアラートのアイコンが黄色から変更されたことを確認します。
※アラートのアイコンがグレーで2となっているのは、先ほどNCCコマンドを実行して新たなINFOレベルのアラートが見つかったためです。


今回はKBに書いてあったコマンドを実行してみました。NCCチェックはPrismWebコンソールからも実行できます。


CLIから実行した場合とPrismWebコンソールで実行した場合の違いは以下のブログで解説されてますのでそちらをご覧ください。
[Nutanix] NCC結果の違いについて
今回はこのへんで。それでは。

2019年12月5日木曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その8 アラートを確認してみた

アドベントカレンダーに参加しています。

Nutanix CEを構築できたので、早速何かやってみようと思います。
NutanixのWebコンソール ”Prism Web コンソール” にログインしてみたら、画面上部の鈴のアイコンが点灯していたので確認することにしました。アイコンをクリックするとメッセージが表示されました。


ディスク容量とNTP設定に問題があるようです。詳細のメッセージを確認してみます。
”Recent Warning Alerts”をクリックします。


以下の画面が表示されました。アラートの詳細を確認できます。項目を全て表示するには項目の境目あたりをクリックしたまま左右にドラッグすれば表示領域を変更できます。詳細を確認してみます。


見出しの内容を全て見たい場合は、マウスオーバーしても確認することができます。



表示されたエラーメッセージをGoogleで調べてみたら以下のブログを見つけました。
Nutanix CVM Error – Disk Space Usage /home On Controller exceeded 80%
https://virtualbuildingblocks.com/2018/06/08/nutanix-cvm-error-disk-space-usage-home-on-controller-exceeded-80/
Nutanix KBも 出ているそうです。
What to do when /home partition or /home/nutanix directory is full
https://portal.nutanix.com/#page/kbs/details?targetId=kA0600000008dpDCAQ
実際に確かめてみます。CVMにSSHでログインしてallssh df -hを実行します。Useに90%を超えているものはありません。


次にNutanix ホストを確認します。SSHでログインします。ログインすると"/dev/sda1"のUseが91%になっています。lsblkで確認します。Nutanix CEのUSB ブートイメージの使用率が91%になっていることを確認できます。


とりあえず、問題なさそう(?)なので、”確認”をクリックします。クリックすると”正常に承認されました”とメッセージが表示されます。


”確認済み”の項目に確認された日時が表示されました。


再度メッセージを確認します。左側にポリシーのメッセージの文字が青くなっているのでクリックしてみます。


ポリシーの内容を変更できるようです。先ほど、"/dev/sda1"のUseが91%だったのでWarningの値を93%に変更してみます。値を93%に変更して”保存”をクリックします。


変更したので様子をみればよかったのですが、”解決する”をクリックするとどうなるかきになったので、”解決する”をクリックしてみました。”正常に解決されました”とメッセージが表示されました。


アラートが表示されなくなりました。上部に表示された”解決済み=い”の部分をマウスオーバーすると、”解決済み=いいえ”となっていることを確認できます。”解決済み=い”の部分の”×”をクリックします。


”解決済み”の項目に日時が表示されたことを確認できます。


他の2つのアラートも確認します。NTPに起因するアラートのようです。


該当するKBも示されました。


KBは以下から確認できます。
Nutanix KB Articles
https://portal.nutanix.com/#page/kbs/list

該当するKB4519を確認すると、考えられる原因が記載されています。考えられる原因はこれらのようです。


右上の歯車アイコンをクリックして設定メニューを表示します。表示された設定メニューから”NTPサーバー”をクリックしてNTPサーバーの設定を確認します。ntp.orgが2つ設定されていました。試しにNICTとローカルのNTPサーバーを追加してみました。


DNSサーバーの設定も確認してみました。インストール時に設定したGoogle DNSが設定されています。


再度、KBを確認します。NCC Checkコマンドを実行すると良さそうです。


ところで、NCCとは何でしょうか??
だいぶ長くなったので、また次回に調べてから続きをやってみます。
それでは。