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この記事の内容は、個人の見解、検証の範囲のものであり、誤りがある可能性があります。
個人の責任において情報活用をお願いします。


ラベル #NutanixCE の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2019年12月13日金曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その12 Windows10にNutanix Guest Toolsをインストールしてみた


前回は、Nutanix のPrismWebコンソールで仮想マシンの詳細を確認してみました。
今回は、Window10にNutanix Guest Toolsをインストールします。

そもそも、Nutanix Guest Toolsとは何でしょうか?
Googleで検索すると、以下の記事を見つけました。
LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜
 Nutanix Guest Toolsについて
Nutanixバイブル
 Nutanixゲストツール (NGT – Nutanix Guest Tools)
Nutanixバイブルには、以下のように書いてありました。
以下、Nutanix バイブルより抜粋

Nutanixゲストツール (NGT – Nutanix Guest Tools)

Nutanixゲストツール (NGT) は、ソフトウェア ベースのゲスト エージェント フレームワークであり、Nutanixプラットフォームを介して高度なVM管理機能を提供します。

NGTが提供する機能は以下の5つです。
  • ゲスト エージェント サービス
  • セルフ サービス リストア (SSR) またはファイル レベル リストア (FLR) CLI
  • VMモビリティ ドライバ (AHV用VirtIOドライバ)
  • Windows VM用VSSエージェントおよびハードウェア プロバイダー
  • Linux VM用アプリケーション整合性 (App Consistent) スナップショットのサポート(スクリプトによる静止状態の取得)
再掲になりますが、詳細については、以下をご確認ください。
LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜
 Nutanix Guest Toolsについて
Nutanixバイブル
 Nutanixゲストツール (NGT – Nutanix Guest Tools)

それでは、実際にWindow10にNGTをインストールしてみます。

NutanixのPrism Webコンソールより”Manage Guest Tools"をクリックします。


以下のメニューが表示されます。今回はすべて選択して、”Submit”をクリックします。


Consoleより仮想マシンにアクセスします。CD-ROMにNutanix Toolsが表示されています。クリックします。


インストーラーが起動します。ライセンス内容を確認して、同意にチェックを入れ、”Install”をクリックします。


以下のポップアップが表示されます。”はい”をクリックします。


しばらくすると、インストールが完了します。


インストールが完了すると自動的にアンマウントされてました。


デスクトップを確認します。”Nutanix SSR”のアイコンが作成されています。


Nutanix のPrism Webコンソールの左側の表示内容の一番下を確認すると、”NGT Enabled”が”Yes”に変更されています。


試しにNGTをインストールしていないWindow10を作成して確認してみました。インストール時にネットワークドライバーをインストールしなかったので、ネットワークには何も表示されません。


NGTをインストールしたWindow10を確認します。ネットワークを確認すると、こちらは有効なネットワーク情報を確認できます。NGTをインストールしたことによって、ネットワークドライバーもインストールされたようです。


他にも差異がないか確認してみました。左側がNGTインストールした仮想マシンです。Nutanix VirtIO関連のドライバーがインストールされていることを確認できます。





netstatを確認します。Nutanix CE ホストとTCP2074で通信していることを確認できます。


今回は、Nutanix Guest Toolsをインストールしてみました。Nutanix上に仮想マシンをインストールしたら、まずは、Nutanix Guest Toolsをインストールするとよいと思いました。次回は、スナップショットを取得してみます。それでは。

2019年12月12日木曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その11 PrismWebコンソールの”仮想マシン”画面を確認してみた その3

アドベントカレンダーに参加しています。

前回は、NutanixのPrismWebコンソールの”仮想マシン”画面より直近の仮想マシンのパフォーマンスを確認できる”VM Performance”タブを実際に見てみました。今回は、その続きです。以下を確認します。

  • Virtual Disks
  • VM NICs
  • VM Snapshots
  • VM Tasks
  • I/O Metrics
  • Console

それでは、順に確認してみます。
  • Virtual Disks
”Virtual Disks”タブをクリックします。クリックすると、”デフォルト”タブの内容が表示されます。”デフォルト”タブでは、ディスク一覧が表示されます。仮想マシンのディスクとCD-ROMが2つ接続されていることを確認できます。仮想マシンに割り当てたディスクをクリックすると以下のパフォーマンスを確認できます。

  • Controller IOPS
  • Controller IO Bandwidth
  • Controller Avg IO Latency
  • Avg IO Latency(”読み取り”、”書き込み”タブ)
”5年間の”タブが何を意味するのかわからないので、英語表示に戻してみました。


どうやら”Total”のことらしいです。もし、同じようなことがあれば、英語にして確認してみても良いかもしれません。ディスクのide.0、ide.1を見てみると、”Total Capacity(総容量)”列にディスク容量が表示されています。


以下は、仮想マシン構成変更の時に利用する”Update VM”の画面から確認した仮想マシンのディスクです。ISOがマウントされたままになっています。上記の表で確認した値と同じです。ISOがマウントされているとそのデータサイズが表示されるようです。


”読み取り”タブをクリックします。仮想ディスクの読み取りに関するパフォーマンスグラフを確認できます。現在とピーク時のIOPS値を確認できます。


”書き込み”タブをクリックします。読み取りと同様にIOPSの値を確認できます。


前回のブログでは、VMパフォーマンスを取得して分析に保存してみました。同じようにディスクのパフォーマンスグラフも保存できます。また、グラフのデータをエクスポートすることもできます。これも30秒ごとにデータが取集されています。


”その他の統計情報”タブを確認します。以下の内容を確認できます。



”VM NICs”タブを確認します。仮想マシンに仮想NICが1つ接続されていることを確認できます。


”VM Snapshots”タブを確認します。まだスナップショットは取得していないので何も表示されません。近いうちに試してみます。


”VM Tasks”タブを確認します。該当VMのタスクを確認できます。検索や絞り込みをしなくても該当VMの情報を確認できるのは良いですね。


”I/O Metrics”タブを確認します。”Avg IO Latency”のグラフをクリックすると、”Performance Distribution”のデータやグラフが更新されます。


2分間隔で表示できるようです。


最後に”Console”タブを確認します。ここから仮想マシンを操作できます。スナップショットボタン(カメラのアイコン)もあります。試しに撮ってみます。


新たなタブが表示され、取得したキャプチャが表示されました。任意の場所にダウンロードして保存できます。


実際に取得したデータはこれです。


スクリーンショットボタンの右側のボタンをクリックすると別の種類のコンソールを起動できます。私はこっちのコンソールの方が使いやすいです。


仮想マシンのCPU、メモリ、ディスクなどのパフォーマンスデータやVMごとのタスクを簡単に確認できるのは使いやすい気がします。

次回は仮想マシンにNutanix Guest Toolsをインストールしてみます。
それでは。

2019年12月11日水曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その11 PrismWebコンソールの”仮想マシン”画面を確認してみた その2

アドベントカレンダーに参加しています。

前回は、NutanixのPrismWebコンソールの”仮想マシン”画面より仮想マシンに操作できる項目を確認しました。今回は、確認できる情報を順に見ていきます。キャプチャが増えるので数回に分けて記載します。

確認できる情報は、以下の7つです。
  • VM Performance
  • Virtual Disks
  • VM NICs
  • VM Snapshots
  • VM Tasks
  • I/O Metrics
  • Console
それでは、順に確認してみます。
  • VM Performance

仮想マシンの以下のデータを確認できます。
  • CPU Usage
  • Memory Usage
  • Controller IOPS
  • Controller IO Bandwidth
  • Controller Avg IO Latency
  • CPU Ready Time
  • Bytes Read Per Second (SSD)

直近3時間分のデータを確認できます。


グラフの上にマウスオーバーするとその個所のデータを確認することもできます。


グラフのデータは1分毎に表示されています。


グラフの右上にカーソルを合わせると”分析ページにチャートを追加”と表示されます。クリックしてみます。


”分析”画面が表示され、選択したグラフが表示されました。”Save Chart”にマウスオーバーするとメッセージが表示されました。どうやら一時的なデータのようです。”Save Chart”をクリックしてみます。


指標も選べます。


試しに”Hypervisor CPU Ready Time (%)”を追加してみました。”保存”をクリックします。


グラフ右上の↗をクリックするとエクスポートできます。CSVでエクスポートしてみます。


エクスポートしたデータを確認してみました。グラフのデータは1分毎の収集ではなく、30秒ごとにデータを取得しているようです。


エクスポートしたファイルの末尾を確認します。3時間分のデータが収集されていることを確認できます。


NutanixのPrismWebコンソールから仮想マシンの直近3時間分の情報を確認できることがわかりました。3時間を超える監視データを蓄積するには何が良いのでしょうか?そのうち、実際にやってみたいと思います。”分析”については、以下のNutanixのドキュメントで紹介されていました。
ANALYSIS(分析)ダッシュボード
”仮想マシン”の画面から”分析”の画面へ移ってしまったので、今回はこのへんで。
次回は、この続きです。それでは。

2019年12月7日土曜日

【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その11 PrismWebコンソールの”仮想マシン”画面を確認してみた その1


アドベントカレンダーに参加しています。

前回は、Nutanix上の仮想マシンにWindows10をインストールしてみました。
今回は、NutanixのPrismWebコンソールから”仮想マシン”画面を確認します。
以下の順で確認します。
  • 概要ページ
  • 仮想マシンの一覧
  • CVMのメモリ
  • 仮想マシンに実行できる項目
  • 確認できる情報
”仮想マシンを作成”や”ネットワーク設定”は、すでに実施したので省略します。
  • 概要ページ
Nutanixの”Prism Webコンソール”から”仮想マシン”の画面を表示します。
概要ページが表示されます。この画面で以下を確認できます。

  • ハイパーバイザの種類とバージョン
  • 仮想マシン数、HA設定、電源状態別の仮想マシン数
  • VMに割り当てたVCPUの合計と使用率、メモリの合計
  • コントローラIOPS別上位ゲスト仮想マシン
  • コントローラIOレイテンシ別上位ゲスト仮想マシン
  • メモリー使用率別上位ゲスト仮想マシン
  • CPU使用率別上位ゲスト仮想マシン
  • アラート、イベント

上位いくつまでの仮想マシンが表示されるのか、アラートやイベントはどのように表示されるのか、今度やってみようかと思います。


  • 仮想マシンの一覧

”仮想マシン”の画面の左上の”テーブル”をクリックすると、仮想マシンの一覧を確認できます。




  • CVMのメモリ
画面右上にある ”Include Controller VMs” のチェックボックスを有効にすると、Nutanix CVMの情報を確認できます。



この環境では、ホストに32GBのメモリーを割り当てています。CVMにはその半分の16GBのメモリーが割り当てられています。メモリーをもう少し小さくできないか調べてみたら、以下のブログで紹介されていました。起動してUIを見るだけなら8~10GBでも動くようです。
NTNX>日記
Nutanix CE で CVM のメモリ割り当てを製品仕様より下げてみる。
Qiita @hanakara_milk
Nutanix Community Edition用の機材について考えてみた2019年版(逸般的な誤家庭編)
”Nutanix CEを徹底的に楽しみ倒すのに必要なメモリ容量”は、92GBだそうです。今度、その環境をどこかのクラウドで作れるか知らべてみたいと思います。商用版Nutanix のCVMメモリサイズについて書かれているブログも見つけました。商用版ではCVMのメモリーを32GBにするのが良さそうです。
えっくすじゃ〜に〜
AOS 5.11のCVMメモリサイズ要件とは?

  • 仮想マシンに操作できる項目
仮想マシンの画面から仮想マシンに操作できる内容を確認します。
前回作成したWindows10仮想マシンを選択して画面を下にスクロールします。


グラフの上にある青い文字の項目を左から順に確認します。

”Manage Guest Tools”をクリックします。”Enable Nutanix Guest Tools"を有効にすると、以下のメニューが表示されます。


試しに”Mount Nutanix Guest Tools”を有効にしてみます。


仮想マシンを確認すると、"Nutanix Tools"がマウントされていることを確認できます。そもそも、Nutanix Toolsとは何でしょうか?これは、次回調べてみます。


コンソールはすでに試したので、次に"Power Off Actions"を確認します。Windows仮想マシンがすでに起動しているので"Power Off Actions"が表示されています。


仮想マシンの電源オフの操作を以下の5パターンから選べます。l


電源オフの動作詳細については、以下のサイトに記載がありました。
MANAGING A VM (AHV) 
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v511:wc-vm-manage-acropolis-wc-t.htm
仮想マシンの電源がオフの場合は以下の表示となります。


次に”Take Snapshot”を確認します。”Take Snapshot”をクリックすると、以下の画面が表示されます。スナップショットの取得は別の機会にやります。


次に”Migrate”を確かめます。

”Migrate”をクリックすると、以下の画面が表示されます。プルダウンをクリックするとホストが表示されました。


Migrate については、以下のブログで紹介されていました。そのうち、試してみたいと思います。
Nutanix CE でディザスタリカバリ。Part1: 準備編(Prism)
Nutanix Community Edition(ce-2015.07.16-beta)でライブマイグレーションを試してみた

次に”Clone”を確かめます。


”Clone”をクリックすると以下の画面が表示されます。クローンも後日確かめてみます。


最後に”Update”を確認します。


”Update”をクリックすると、以下の画面が表示されます。ここで仮想マシンの構成を変更できます。


電源オンの状態で何が変更できるのか気になったので調べてみました。Googleで検索して以下のドキュメントに記載があるのを見つけました。
MANAGING A VM (AHV)
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v510:wc-vm-manage-acropolis-wc-t.html
  • ドキュメントから確認した電源オンの状態で変更できること
    • vCPUの数
    • メモリ
vCPUやメモリのHot-Plug詳細については、以下のドキュメントに記載されています。
VIRTUAL MACHINE MEMORY AND CPU HOT-PLUG CONFIGURATIONS
https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=AHV-Admin-Guide-v56:ahv-ahv-vm-memory-and-cpu-configuration-c.html
新しいOSのドキュメントで同様の記載を見つけられなかったので、最新のAHVのバージョンでは異なるかもしれません。電源オンの時に追加できるもの、できないものは今度試してみたいと思います。

長くなったので今回はこのへんで。次回はこの続きをやります。
それでは。